801. 4ヶ月、3週と2日
《ネタバレ》 導入部分こそ、何の話やら見えず眠気に襲われたが、これが何やら堕胎に関わる深刻な話だと分かり、一気に物語に入り込んでいった。 ルーマニアの寒々とした風景に目を奪われた。 なんという寂しくて無機質な風景なんだろう。 訪れたこともない異国の雰囲気を味合う、まさに映画ならではの醍醐味だ。 闇医者の横暴な態度、相手の足元を見てやたらに偉そうにする。 どこにでも居そうな、いわゆる悪どい人間だ。 果てには、遠回しに女の体を要求するという陰湿なスケベさ。 (敢えて付け加えるならば、闇医者として人工妊娠中絶を生業としながら、同時進行で女性の弱みに漬け込み種付けをするという、極悪非道なマッチポンプ野郎!) 直接的に刺激的な描写は極力避けられており、そこには好感を持てた。 刺激的なシーンを全面に押し出すような悪趣味なものではなく、妊娠という動かしようのない事実に直面した際、最終的に辛い思いをするのは女性たちなんだと、静かに訴えかけてくる。 無責任に快楽優先で性行為をすること、それに伴い発生する困難な事態。 そして、その困難な事態に世間は無力であり、男性の理解も及ばない。 窮地に追い込まれた女性たちの行動や心理を、静かな中に確かに描いて見せた逸品。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-08-09 17:26:38) |
802. 玻璃(ガラス)の城
《ネタバレ》 W不倫の行く末としての制裁、それは自動車事故。 だけど、二人の愛はそれぞれの子供へと引き継がれる… ベタな恋愛映画は好きだけど、これはヘタなんだよな。 そこが深い感動を呼ばない要因かな。 [ビデオ(字幕)] 5点(2021-08-09 07:42:46) |
803. エンジェル・アット・マイ・テーブル
《ネタバレ》 様々な苦難を乗り越えながら、様々な人々と出会い助けられながら、自分の居場所を見つけることができた。 そういった内容の、モジャモジャ頭の女性の話。 だがいかんせん退屈だった。 [ビデオ(字幕)] 5点(2021-08-08 10:38:15) |
804. わすれな草
《ネタバレ》 一生、思い出の中に残ってる女性って案外、話したこともなければ名前も知らなかったりするよなぁ。 そして、その忘れられない女性にもう一度会いたいって気持ちは分かるし、話の最後では会えてしまう訳だから、こりゃまさしく男の夢ですな。 まさに、男の夢を実現した話なのだが、再会したところでキスするわけでもなし、ただ見つめ合うだけで、一抹の虚しさも同時に感じる。 男の理想の女性に対する夢物語は、美しくもあるけど、同時に虚しくもあるわけで、見終えた後に何とも言えない切ない気持ちになった。 一方、超イケメンのスモーキーが憧れている女性ってのが、ケリー・チャンってのが納得! 彼女なら確かに、イケメンのスモーキーですら憧れるのが分かる。 「笑顔、初めて見た」っていう最後のスモーキーのセリフ、これもまた素敵! ろくに話したこともない女性にもう一度会いたい!っていう、愚かで虚しい男の夢物語を、まさに具現化した作品で、とっても素敵で良い映画でした。 見られて良かった作品です。 [ビデオ(字幕)] 8点(2021-08-06 17:53:52) |
805. バンビ、ゴジラに会う
《ネタバレ》 オープニングクレジットからして、もう既にギャグ。 そして衝撃のラスト!は、ホラー。 でも冒頭は癒しのアニメ。 たった1分ちょっとなのに、インパクト大。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-08-06 06:53:27) |
806. コンドル(1939)
《ネタバレ》 ずっと続く色恋物語には退屈していたが、ラストの飛行は俄然、面白かった。 ラストの飛行で大活躍をしたリチャード・バーセルメスが、とにかくかっこよかった! [インターネット(字幕)] 5点(2021-08-05 21:50:54)(良:1票) |
807. まぶだち
《ネタバレ》 教師風情でやたらに威張り散らかしているジジイに終始イライラした。 非常に横柄かつ暴力的で、人を教育すべき人間とは思えない。 子供たちのことをクズだのなんだのとランクづけしているが、このジジイ教師こそが一番のクズだ。 [ビデオ(邦画)] 1点(2021-08-05 19:23:51) |
808. ウィーアーリトルゾンビーズ
《ネタバレ》 たまに訪れる幸せを感じるひととき、それを楽しみに生きている私としては、生きることを茶化しているような本作は好きになれない。 人生、大変な事や辛い事も多いけど、生きてりゃそのうちいい事あるさ!ってのと、全く逆をいく内容。 時折でてくるグロテスクな描写や、やかましい音楽も趣味に合わない。 [インターネット(邦画)] 0点(2021-08-04 00:24:06)(良:1票) |
809. 萌の朱雀
《ネタバレ》 面白いかといえば、面白くはないが、この作品はストーリー展開ではなく、穏やかな時間の流れや自然の雄大さ、そこに住む人々の静謐な暮らし等を堪能すべき作品ではないかと思われます。 それらの余韻を楽しみ、それにどっぷりと浸れば良いのだと思われますが、いかんせん面白くない! これは尾野真千子の初々しさをもってしても、如何ともし難かった。 [インターネット(邦画)] 4点(2021-08-02 08:16:09) |
810. あん
《ネタバレ》 永瀬正敏が樹木希林から、あんの作り方を教えてもらい、そのおかげでお店が繁盛する話かと思いきや、後半は全く関係のない話へ。 新井薬師前駅の桜並木とか東村山市青葉町の全生園とか、馴染みのある場所が出てきたのは楽しかったけど、ハンセン病がらみの話は今更感が強く、しかも真面目すぎるし、樹木希林は死んでお涙頂戴だしで、退屈してしまった。 [インターネット(邦画)] 5点(2021-08-01 17:53:20) |
811. 黒の試走車(テストカー)
《ネタバレ》 企業スパイの話。 会社の為なら何でもする男。 それに嫌気がさし、会社を辞める男。 その対比が面白い。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-07-30 18:40:21) |
812. 鉄道員(1956)
《ネタバレ》 家族はそれぞれ悩みを抱えていて、時に家族同士で衝突もする。 しかし、やはり家族だから心底、相手を憎んでいるわけではない。 やがて時間が経てば、家族は元のところに戻ってくる。 どこにでもありそうな家族を描いていて、入り込みやすいが、少し物足りなさも感じた。 (P.S.) 聞いたことのある有名な曲、この映画の曲だったのね! シルヴァ・コシナの美しさよ! [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-07-29 23:05:19) |
813. 半世界
《ネタバレ》 色々ひどい映画。 ひどい部分を列挙する気力も湧いてこないくらい、ひどい。 そんなひどさの中、一番ひどいのは主人公の死。 主人公を殺しておしまいにする映画は、個人的に大嫌い。 それが致命傷。 [インターネット(邦画)] 0点(2021-07-29 00:11:06) |
814. オアシス
《ネタバレ》 ・身体障害者手当を不正受給して、いい部屋に住みながら、脳性麻痺の女性を汚いアパートに放置。しかも、強姦騒ぎで示談話を持ちかけ、金を要求する。 ・弟が交通事故の肩代わりをしてくれたのに、その弟を邪険に扱う兄。 この2点が、非常に胸くそ悪い映画。 [インターネット(字幕)] 5点(2021-07-28 00:10:36)(良:1票) |
815. 赤ちょうちん
《ネタバレ》 途中まではそこそこ面白いんだけど、最後なんで気がふれたのかが腑に落ちない(夫がダメ男だからか?)。 70年代のテイストは嫌いではないが。 [インターネット(邦画)] 5点(2021-07-26 23:00:32) |
816. 殯の森
《ネタバレ》 私も尾野真千子に後ろから温められたい! その欲求でモヤモヤしたまま終了。 [インターネット(邦画)] 6点(2021-07-25 22:19:48) |
817. 何者
《ネタバレ》 これ、意外と好きかもしれない。 個人的に就活というものは、人生においてあまり重要ではないと思っているので(就職してからの方が大事)、見ている途中は「なんだかなぁ」と思っていたけど、終わってみると、色々考えさせられるなぁ、という感想に変わった。 頭の中で色々考えているよりも、不完全でもいいから、一歩を踏み出してみよう、まずは行動してみよう、そんなメッセージ。 動き出さなければ何も始まらない。 確かに、そうだ。 失敗を恐れずに、何かを実際に始めること。 そうすれば世界は広がり、未来はおのずと開かれる。 (P.S)エンドロールでながれる主題歌がとても良い! [インターネット(邦画)] 7点(2021-07-25 16:42:49) |
818. LOVERS
《ネタバレ》 恋愛模様をCGとワイヤーアクションで表現しようとした試みは良いと思うが、映画そのものは全く良いとは思えなかった。 ストーリー展開も無理矢理感強く、しかも冗長。 それにしても、アンディ・ラウが気の毒過ぎるだろ! チャン・ツィイーは薄情過ぎるだろ! 金城武は、いいとこ取り過ぎるだろ! [CS・衛星(字幕)] 2点(2021-07-24 12:56:10) |
819. 百円の恋
《ネタバレ》 32歳、自堕落な生活を送り、負け犬の人生。 そんな中、ふとした事からボクシングを始める。 試合では負けた。 だけど、練習を必死にやり、試合もやりきった。 試合の後、勝ちたいよ!って、泣きじゃくる。 必死に何かにうちこんだからこそ、勝ちたい!って気持ちがわき起こったんだろね。 それまでのやる気の無かった人生では決して味わうことのなかったであろう、その気持ち。 結果が全てではなくて、生きてる実感のわく、その気持ちが大事。 安藤サクラの、女優としてのプロ根性に拍手。 [インターネット(邦画)] 7点(2021-07-24 00:59:58) |
820. 恐怖のまわり道
《ネタバレ》 2つ目の殺しは無理があるが、短くてキレのあるサスペンスだった。 特に、ヒッチハイクで不気味な男に拾われ、その男との車の中やドライブインでの会話は、緊迫感があって面白い。 それにしても、あんな女とは関わりたくないものだ。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-07-22 15:56:04) |