941. 宇宙兄弟
面白くなりそうな雰囲気は感じるんだけど、どうも展開が早過ぎて置いてけぼりにされてしまいました。 主人公が合格するのは分かり切ってるので、あと2人は誰が合格するんだろう???というドラマがあるのかなと期待したけど、なんかあっさりと終わっちゃいましたね。 ほんとは子供の頃から長い時間を掛けて積み重ねてきた夢の話のはずなのに堤真一や堀内敬子がまったく年取ったように見えなくて、夢の重みが感じられなかったのが残念です。 [DVD(邦画)] 5点(2013-12-06 15:03:37) |
942. ベルセルク 黄金時代篇III 降臨
とりあえず黄金時代篇としてはこれで完結だけど、まだ続けたいという色気を感じる纏め方でしたね。 あと、キャスカの色気も十分に感じさせていただきました。 R18指定ということで、どんな残虐描写になってるんだろうとびびってたんだけど、エロ描写の方が映倫に引っ掛かったんですね。 蝕ってもっと絶望的で鬱なイメージで、見終わった後に気が滅入るようなのを覚悟してたけど、意外と冷静にエロいキャスカを観賞できたので良かったです。 [DVD(邦画)] 6点(2013-12-04 20:11:10) |
943. ステキな金縛り ONCE IN A BLUE MOON
《ネタバレ》 これは三谷監督らしい王道コメディですね。 豪華なキャストを惜し気もなく無駄遣いするのがいいね。 メインの物語も馬鹿馬鹿しくて笑えるんだけど、時々ぶっ込んでくる小ネタが最高。 思わず画面に向かって突っ込みたくなる衝動を抑えながら観賞してたけど、ラストのタップダンスには我慢し切れず、それ靴のせいじゃないからっ! エンドロールが流れ出して、あ~面白かった♪と油断してたら、勝訴って!! 久し振りにお腹が痛くなるくらい笑わせてもらいましたよ。 それにしても、こんな好き勝手やられても、一切食われることなく最後まで輝き続けた深津絵里は真の主演女優ですなぁ。 [DVD(邦画)] 8点(2013-11-29 18:06:07)(良:1票) |
944. 復活の朝
癌告知という重いテーマを扱った作品で、出演者も豪華だし、なんだか重厚な名作の雰囲気を醸し出してるんだけど、意味不明なラストのオチですべてが台無しになってしまったような気がする。 末期癌という絶望的な状況下で、どう転んでも鬱な着地点しか思い浮かばなかったけど、予想の斜め上を行くラストシーンに唖然としました。 どうせなら和久井映見の方が良かったなぁって不謹慎な後味の残る迷作です。 [DVD(邦画)] 4点(2013-11-28 09:48:58) |
945. おおかみこどもの雨と雪
《ネタバレ》 病気になったときに小児科に行くべきか、動物病院に行くべきかというのは興味深かった。 コメディ的に笑わせようとしたのかも知れないけど、こっちは雪の事が心配でそれどころじゃない。 厳密に言うと、雪と雨は人と狼のハーフではなくて、人寄りのクォーターになるはずだから、小児科で正解だったと思う。 まあ、そんな細かいことはどうでもいいんだけど、とにかく僕は動物と子供の出てくる作品に弱くて、最初から最後まで泣き通しでした。 終盤は鬱展開を覚悟していたけど、意外と丸く納まって良かったです。 [DVD(邦画)] 8点(2013-11-26 16:53:00) |
946. 言の葉の庭
所謂雰囲気アニメというやつで、内容はないに等しいくらい薄っぺらい話なんだけど、ラストはちょっと泣きそうになりましたよ。 秒速は救いがなさ過ぎて涙が止まらなかったけど、こっちは救いのある結末で良かったです。 僕があのくらいの頃にはプラモデル作りに熱中してたような気がするけど、作る物が靴だと大人びて見えるのが面白いですね。 まあ、ヴァイオリン職人だと現実味が薄れてしまうし、靴という設定はちょうど良いね。 生足に触る合法性も装備できるし、前作でジブリのパクリと罵られたことに対する些細な抵抗も感じた。 俺はヴァイオリンなんて現実味のないものは作らせないぜ!という監督のポリシーに感涙。 ラストでとち狂って求婚したりしないのも現実的でgood。 これで新海監督の作品を見るのは6作目になるけど、話の内容がなくて、キャラが魅力的じゃなくて、背景が綺麗という方向性で一貫してたのに、今作はキャラデザがまともになってて驚いた。 特にヒロインの雪野がとても魅力的でした。 [DVD(邦画)] 8点(2013-11-18 14:59:46) |
947. リンカーン/秘密の書
リンカーン/中二病の書 [DVD(吹替)] 4点(2013-11-13 11:57:10)(笑:1票) |
948. 悪の教典
《ネタバレ》 予告編であそこまでネタバレされてしまうとストーリー的には何を楽しみにしたらいいのかわからない状況だったけど、裸で懸垂し始めた頃から少し面白くなってきた。 出演者のネームバリューから考えて二階堂ふみは生き残りそうだなぁって思ってたら、きっちり生き残るし、AEDの録音機能は証拠になりそうだなぁって思ってたら、きっちり証拠になるし、1人くらいは殺し損ねてるのも居そうだなぁって思ってたら、きっちり1人生きてたりというよく出来た構成の作品でした。 唯一のがっかりはアーチェリー部の不甲斐なさでしょうか。 勝てないのは仕方ないけど、せっかく武器の所持を許されてるんだから率先して戦って欲しかった。 あと、山田孝之はイマイチ活躍の場が少なくて残念だったけど、最期の臭覚には感動しました。 [DVD(邦画)] 7点(2013-10-30 14:51:22)(笑:1票) |
949. ラストコンサート
《ネタバレ》 これは無職のおっさんに夢を与える素晴らしいファンタジーですね。 おっさんのおっさんによるおっさんのためだけの作品なので、ステラの魅力が物語の最大の牽引力になってるのだけど、TV放映時の横沢啓子版と新録の上野樹里版では評価が大きく変わりそう。 横沢啓子版のステラはとても可愛いのに上野樹里版のステラは糞ビッチになってるのが面白い。 演出の意図で糞ビッチの演技を求められたのだとしたら上野樹里は天才女優かも知れない。 というわけで、上野樹里版の糞ステラはどうでもいいんだけど、横沢啓子版の天使のようなステラが病魔に侵されて死んでしまうというのは、それだけで悲しくて涙が溢れてしまう。 しかも、横沢啓子の声で可憐しい台詞を吐くんもんだから、おっさんの涙腺は崩壊してしまいました。 あと、初めて見たはずなのにこの音楽には何故だか聞き覚えがあって、とても癒されました。 僕も人生に行き詰って絶望したときにはモン・サン=ミシェルを訪れてみたいと思います。 まあ、ピアノは弾けないんだけどね。 [DVD(吹替)] 9点(2013-10-28 13:34:23) |
950. ドリアン・グレイ(2009)
ホラーというほど怖くはないけど、かなりグロいね。 有名な作品なので、ストーリー自体に驚きはなかったけど、終盤の展開はそこそこ面白かった。 特にエミリーが登場してから盛り返した印象です。 少し残念だったのは、エロシーンがやや控え目だったこと。 悪魔に魂を売ってまで手に入れた快楽のはずなのにあの程度では釣り合いが取れてないような気がする。 [DVD(吹替)] 6点(2013-10-24 15:18:21) |
951. セントアンナの奇跡
《ネタバレ》 たくさん人が死んでるので、面白いという表現が妥当かどうか悩ましいけど、やっぱりこの作品は面白い。 冒頭の殺人事件から回想への繋ぎ方が上手いので、一気に話に引き込まれます。 戦争に人種差別を絡めた重いテーマで、宗教色もかなり強いので苦手なジャンルではあるんですけど、プリマヴェーラ像の首というインパクトのあるアイテムのお陰で、退屈することなく牽引してもらえました。 終盤は完全に感情移入してしまって、自分も部隊の一員というくらいの勢いで頑張りましたけど、ただ涙腺を崩壊させるしかできない無力さに打ち拉がれました。 それでも、まあ、これが戦争の現実なんだろうなって少し悟りを開いたところで物語は現代に戻って裁判です。 もう悟りを開いちゃってるので死刑でも別に構わなかったんですけど、謎の女弁護士が現れて保釈金200万ドル現金でお支払いしますって、何これ?面白いんですけど! まあ、冷静になって考えてみれば、殺された男もそんな極悪人だったわけでもなく、戦争の悲劇の一因に過ぎなかったとは思うので、手放しで万々歳とはならないんだけど、その後の再会シーンのお陰で、なんだか感動的な話だったような気がしてきます。 結局、プリマヴェーラ像の首には大したご利益もなくみんな死んじゃったけど、ラストの再会に導いてくれたという意味では、奇跡を齎してくれたんですね。 [DVD(吹替)] 8点(2013-10-21 15:50:04) |
952. エグゼクティブ・デシジョン
とりあえずセガールが斬新。 内容的には緊張感のあるハラハラドキドキが続く展開で良かったけど、終盤は開き直ったように無茶したね。 かなり人が死んだけど、ハッピーエンドみたいな終わり方するのがアメリカらしくて良いね。 [地上波(吹替)] 7点(2013-10-18 10:23:19) |
953. ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
《ネタバレ》 遭難するまでが長くてダレそうになるんだけど、遭難してから一気に面白くなった。 リチャード・パーカーと2人きりと思ってたので、意外に大人数で驚いたけど、それはそれで面白かった。 特にネズミが可愛かったです。 とりあえず映像が異常に綺麗で、遭難の悲惨さより、大自然の神秘といった感じの荘厳な世界観に圧倒されます。 パイとリチャード・パーカーのそれぞれが少しずつ変化していくのも見応えがあります。 特にリチャード・パーカーの終盤の達観したような振る舞いに感動すら覚えます。 謎の島に流れ着いてから更に面白くなったので、ずっと謎の島で生活するという話でも良かったかも。 ミーアキャットたちが凶悪なほど可愛かったので、別れるのが寂しかったです。 もちろんラストのリチャード・パーカーとの別れも心に沁みました。 [DVD(吹替)] 8点(2013-10-17 18:49:48) |
954. 私の奴隷になりなさい
作品の出来としては最低レベルだけど、こういう作品を映像化しようという意気込みは買いたい。 流石に壇蜜には荷が重過ぎたようでコントみたいになってたけど、もう少しまともな女優が演じてたら深みのある作品に仕上がってたのかも知れない。 まあ、まともな女優がこの役を引き受けるのかという問題はあるけどね。 演出としてはモロに見せてしまうという方向性だったけど、もう少しエロ描写を控えめにして、想像力を掻き立てる方が良かったのかも。 流石に後半は疲れてしまって、完全に萎えてしまいました。 壇蜜の体はとても綺麗で、鑑賞用としては10点満点の造形ではあるんですけどね。 あと、主題歌も壇蜜ということで期待はしてなかったんですが、これは意外にも良い出来栄えで、なんだかいい映画を観たような余韻に浸れる魅力的な歌声でした。 [DVD(邦画)] 4点(2013-10-13 11:54:14) |
955. プロメテウス
《ネタバレ》 こういうバカ映画は嫌いじゃないですよ。 なんでやねん!とツッコミを入れながら観賞するインタラクティブな感覚は面白い。 衝撃の事実が明かされた瞬間は思わずヘルメットかよ!!って叫んでしまいました イカの赤ちゃんがちょっと可愛かったり、エイリアンがそんなにグロテスクじゃなかったり、映像的には見易くて良かったです。 ヒロインがイマイチ魅力的じゃないのは残念だったけど、生命力というか、運の良さは最強レベル。 プロメテウス2では母星に乗り込んで、逆に絶滅させる勢いで大暴れしてもらいたいですね。 あと、最近のエンジニアは切れ易いね。 もうちょっと話を聞いてくれても良かったのに。 [DVD(吹替)] 6点(2013-10-11 15:02:44) |
956. オズ/はじまりの戦い
カンザスでの前置きが長いなぁとか思ってたけど、それがオズでの物語と繋がってるのが良かった。 中でも陶器娘が愛らしくて、でも、ちょっと生意気でいいキャラに仕上がってたと思います。 映画というよりは、テーマパークのアトラクションを見てるような感じで、最後まで楽しく観賞できました。 ライオンやかかしなど、後の話にも繋がってくるキャラがちょっとだけ登場するのも嬉しい演出だったと思います。 あと、変な予備知識が邪魔して、ミシェル・ウィリアムズをそんな端役で使い捨てしちゃうの???とか、エルファバはどこ???とか、かなり騙されてしまいました。 [DVD(吹替)] 7点(2013-10-10 12:59:50) |
957. ダメジン
こんなふざけたバカ映画なのにちょっと感動しちゃったよ。 靴紐の優しさとか、終盤の逃走シーンとか、花火とか。 なんだかインドに行ってみたくなっちゃった。 あと、ゲシル先輩のポンプが面白かった。 [DVD(邦画)] 7点(2013-09-30 12:36:59) |
958. 東京公園
序盤の謎めいた展開には興味を引かれたけど、結局は大したオチが用意されてるわけでもなく、期待させすぎといったところでしょうか。 最初から最後まで淡々と写真撮ってるだけの映画にしてしまった方がマシだったかも。 被写体の良さもあって作中に登場する写真がどれも魅力的だっただけに勿体無いお化けが出そうな勢いです。 [DVD(邦画)] 4点(2013-09-29 19:03:00) |
959. 今度は愛妻家
これは切ない話ですね。 オチが見え見えなだけにより切なくなる。 序盤はコメディタッチで泣かせる方向性ではないのかなぁって思ってたけど、中盤以降トヨエツと薬師丸ひろ子の力技で泣かされました。 その他の話が必要だったのかどうかはよくわからないけど、井川遥がいい女過ぎて、そっちのエピソードはもうちょっと見てみたかったような気もする。 [DVD(邦画)] 8点(2013-09-29 13:33:23) |
960. 僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia.
これはいい映画だね。 序盤の生きる希望でひと泣きした後は、そんなに泣くほどのこともなかったけど、何の為に学校を建てるのかとか苦悩する姿が良かった。 たぶんこういうことの積み重ねで世界は少しずつ変わっていくはずだから、このタイトルは少し間違ってるんだろうな。 基本的に男4人のむさ苦しい話だけど、風のハルカ姉妹がいい清涼剤になってます。 ガチのドキュメンタリーにせず、甘酸っぱい青春物語を絡めることで見易い構成になってると思います。 村川絵梨も黒川芽以もいい女過ぎて、この程度の扱いというのは勿体無いくらいだけど、実話ベースということで仕方ないところかな。 あと、いつも笑顔のカンボジアの子供たちが青空を歌い出した途端に険しい表情になるのがリアルで面白かった。 あれはちょっと引くよね。 [DVD(邦画)] 8点(2013-09-27 12:39:11) |