81. 刑事物語
《ネタバレ》 2作目以降は観たことありますが1作目だけは観ておらずこの度ようやく鑑賞。 以降のシリーズに比べて片山刑事の生い立ちだとか、障害者の扱い、身売りなど、なかなか重いテーマ扱われており、単純に面白い、だけでは語るの勿体無いような気がします。 片山刑事の使う蟷螂拳も、本物の武術家とまでは行かないまでも実際に体を鍛えて実演しているのでなかなかの迫力。ラストの切ない展開も、今観ても考えさせられる作品でした。 なんだかんだ、このシリーズ大好きです。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2022-09-25 19:17:53) |
82. スプートニク
《ネタバレ》 エイリアンとの壮絶バトル菜々緒かと思いきや帰還した宇宙飛行士に取り憑いていたエイリアンを調査するという半分ミステリーチックな作風。 秘密施設の雰囲気や収支薄暗い空気感、徐々に謎が明かされる展開や「捕食」の対象などは結構スリリングですが、もう少しパンチが足りないかなーという印象でした。 [インターネット(字幕)] 6点(2022-09-25 19:12:21) |
83. ブレット・トレイン
《ネタバレ》 予告編にあるような全編ノンストップアクション!というのを想像していたら実際はそれほど連続したアクション、というわけではありませんでしたが、例えば格闘戦中に挿入されるコメディ要素だとか、新幹線内使った攻防などはとても楽しかったです。 ストーリーにしても二転三転していて飽きませんし、真田広之のキャラクターも立っていてとても良かったです。 原作は日本の小説ということですが、ハリウッドでの映画化ということで、外人が「フジヤ〜マ!ハラキ〜リ!カミカ〜ゼ!バンザ〜イ!!」とか叫びながら作ってそうで、後半に行けば行くほど尋常じゃない被害ですがそれもひっくるめて楽しい作品でした。 [映画館(字幕)] 7点(2022-09-25 19:00:03)(良:1票) |
84. NOPE/ノープ
《ネタバレ》 ホラーか、と言われると、正直この監督の描くものと僕の求める「ホラー」のベクトルが違うので、ホラーではないです。 ただ、音響だったり、構図だったり、不穏な雰囲気はよくできていましたし、怖いと思うシーンはちゃんと怖かったし、それなりの長尺m長r話も退屈せずに最後まで楽しく見ることができました。 [映画館(字幕)] 7点(2022-08-29 00:25:41) |
85. ガートルード
《ネタバレ》 正直なところ一番かったるかったです。 長回し、セリフというか感情の起伏がほぼないままに最後までいくので「ストーリーで楽しむ」というよりその構図や会話を楽しむようなものだと思っているので、最後まで見ても「結局なんなんだよ!」と思ってしまいました。 ただ、中盤からの展開はなかなか良かったです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-08-29 00:22:04) |
86. 奇跡(1955)
《ネタバレ》 戯曲が原佐久ということで、演出というか構図というかはどこか演劇的。だけどそこまで舞台じみてはいません。思いっきり宗教色の強い作品なので、側から見てる分いは(今の時代で考えると)ただの意地の張り合いとも取れるのがやはり滑稽というかなんというか。 ただお互いの信仰心の違いだったり、祈ることの大切さだったりを真正面から描いており、その過程を見るにはとても面白い作品でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-08-29 00:17:59) |
87. 怒りの日(1943)
《ネタバレ》 魔女狩りの横行する時代における男女のあれやこれや。陰影の使い方だったり、主人公の危うい美しさだったりとかはとても素晴らしいです。 ただストーリーなどで見て楽しいかと言われるとそうでもありません。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-08-29 00:13:48) |
88. 恋の秋
《ネタバレ》 降り注ぐ日の光というか情景がとにかく綺麗、何か大それたことが起こるかといえばそうでもなし、自分のために彼氏のお母ちゃんと恋人の先生くっつけようとする女の子とか生とに手出しまくってる教師とか「お前らなんなんだよ!」というのはもうロメール作品にはつきものなのでまあいいとして、結婚相手の募集広告で知り合った男性が振り回されすぎてて&唯一の両親と言った感じでなんだかかわいそうとか思うのだけど、ラストはそんなこと気にならない感じで終わるので結果よかったです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-08-29 00:11:22) |
89. 夏物語(1996)
《ネタバレ》 最初はちょっとすかしてるくらいで珍しくちょっと「好青年」してるなーとか思ってたらとんでもない、後半にいくにつれてどんどんボロが出て挙句トリプルブッキング!男の目線から見ても「お前なんなんんだよ!」とか言いたくなりますが、とにかくマルゴのキュートさと自然の美しさで夏の暑さあに浮かされたような、なんか帳消しになる感じの映画でした(笑) [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-08-29 00:07:35) |
90. 黄色いリボン
《ネタバレ》 出てくるのが保安官や無法者ではなく騎兵隊と先住民なので、ガンファイト、などを期待していると展開は非常にゆったりしていて、大体が三角関係やらなにやらに時間を割かれているのであまり店舗はよろしくないですが、荒野を馬で駆ける疾走感や、誰でも一度は聞いたことがある「黄色いリボン」のメロディだけでも観て良かったかな、と思いました。 そのまま退役するのかと思いきやまさかの中佐に昇進してしまうのはビックリでしたが(笑) [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-08-19 14:32:44) |
91. 荒野の1ドル銀貨
《ネタバレ》 マカロニウエスタンらしく、ガンファイトだけじゃなく肉弾戦も豊富。銃身の切られた銃や1ドル銀貨などが物語進行のいいスパイスになっていて、単純な勧善懲悪ものなのに単調ではないいい味付けになっていました。 主演のジュリアーノ・ジェンマも、前半までの髭ぼうぼうから一変、髭を剃り落とした後のハンサムな顔立ちといい、銃の腕といいとても良かったですし、アニメ長のオープニングなども今観てもとてもおしゃれで格好良かったです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-08-19 14:27:52) |
92. 冬物語
《ネタバレ》 ロメール作品には拗らせ女子が付き物ですがこれはちょっと自分には合いませんでした。 ただ冒頭とラストだけ観る分にはいい映画っぽくなってるので、そこだけはよかったです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-08-13 12:25:37) |
93. 女神の継承
前半はドキュメンタリーのテイで進んでいき、霊媒に対する解釈と「フィクションとと現実一緒ににしてんじゃねーよ(要旨)」というセリフで作品に現実味を持たせ、打って変わって終盤は阿鼻叫喚の地獄絵図を見せるという何ともすさまじい作品。 怖い、というより、不気味。 美人の娘がだんだん何かにとりつかれてリーガン(エクソシスト)やシェリル(死霊のはらわた)も真っ青なくらいの醜態をさらしているので、この女優さんもすげえなぁと。 雰囲気もJホラーのようなじめっとした雰囲気だったり、儀式の異様さだったりといい感じだったのですが、一か所、ラストの儀式で赤ちゃんがベッドにいるいないのやり取りの時「今撮ってる場合じゃねーだろ!」と思ってしまったのと「いやいるんだったらはっきり言ってやれよ(どっちにしてもドアぶち破っただろうけど)」というのが気になってしまったのがちょっと残念でした。 [映画館(字幕)] 6点(2022-08-13 12:23:28) |
94. 呪詛(2022)
《ネタバレ》 今年度最恐ホラーの名をほしいままにしている本作。禁忌だったり禁足地だったり、呪詛の言葉やそれぞれのシンボル、SAN値直葬されそうなラストの仏母のご尊顔やら呪いが伝搬していく感じなど、好きな要素てんこ盛りでした。 しかしどうしてか、自分は乗れなかったのが事実。 時系列が行ったり来たりしていちいち興がそがれてしまったのと、思ったよりジャンプスケアが多く、呪いという忍び寄る恐怖に対しての演出がいまいちだったことやPOV視点によるガチャガチャしたカメラで(本作に限っては)全く怖いと思うことができませんでした。 あとちょっと長いというか展開がまどろっこしい。 多分自分がホラー映画に対してもう少し単純明快さを求めているからだと思います。 [インターネット(字幕)] 6点(2022-08-13 12:15:56) |
95. 春のソナタ
《ネタバレ》 エリック・ロメールですので劇的な展開も急速な盛り上がりも派手なスコアももちろんないです。 出てくるのは大体拗らせてる人ばかり、会話の内容もアカデミックというよりペダンチックで、お国柄なのかと。 しかし、なぜかその会話の応報というか流れが心地よく、不思議と退屈しないで観られてしまうんのもロメールマジック。実に不思議な作品でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-08-13 12:09:01) |
96. ゾンビーバー
《ネタバレ》 もう題名からしてヘロヘロな感じがしてしまうのですが、観てみると低予算なりにしっかりと作ってあります。 もちろん、ストーリーなんてスッカラカンで、ただバカな男どもと水着のおねぃさんたちがオッパイプルンプルーンしながらゾンビになったビーバーに襲われる、というだけなのですが、作り物と分かりながらもなかなか襲ってくる様は迫力があり、ちゃんとグロテスク。 登場人物ほぼクズばかりなので誰がどのように死ぬか安心(?)して観ていられる作品でした(笑) [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-08-13 12:05:34) |
97. ナイト&デイ
《ネタバレ》 よくあるラブコメディのような空港での出会いでつかみはOK、と見せかけての機内でのアクションという急速なギアチェンジで一気に作品世界に引き込まれます。 そこからはひたすら、どんなピンチも素敵スマイルで切り抜けるトム・クルーズと、だんだん人間じゃなくて一般人をやめていくキャメロン・ディアスのコンビネーションを観てるだけで楽しいです。 正直、同系統であるM:Iシリーズはアクション映画としては大好きですが諸般の事情で絶対に許せない作品群なので、いっそこちらのほうにシフトチェンジしてほしいと思うくらいでした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-08-13 12:00:16) |
98. オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主
《ネタバレ》 原作はクーンツだそうで。あまりクーンツ原作であたりを引いたためしがないので、、、と思っていたらどうやらほかの人もそうだったようで一安心(笑) で、本作ですが、観る前はどうなん?とか思ってましたが、観た後はなるほどこれは面白い、となりました。 主人公の能力を周知の事実として描くことでまどろっこしい展開を省き、そこからもスピーディに物語が運んでいき、しかもしっかりホラーテイストは残してある。 冒頭の「成仏」の伏線をラスト、ああいう形で回収するのも「そうきたか!」という感じでよかったです。 アントン・イェルチンが亡くなってしまっているので、もうこのキャストでの続編は無理なのですが、願わくば続きが観たいな、と思わせてくれる作品でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-08-13 11:54:58) |
99. 狼の血族
《ネタバレ》 なんというかまた不思議な作品。 思春期の少女の見る夢は赤ずきんちゃんをモチーフにしたダークファンタジー、そしてそこからまた過去回想やらが入って、、、という感じでいくつも夢を重ねられてる感じで初見だと「え、どういうこと?」と思ってしまいます。 ただ、セットとは言え作品の雰囲気は古き良きゴシックホラーのような雰囲気があって好きですし、何よりもそこだけ作品間違えたんじゃないかという感じの血がドロドロ出る狼の変身シーンはインパクト大。 そして主人公のサラ・パターソンの美少女っぷりが半端なく、それだけでも元が取れるような作品でした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-08-13 11:49:09) |
100. 荒野のガンマン
《ネタバレ》 ペキンパー御大のデビュー作だそうで、以降の作品のようなバイオレンスやら勢いやらがあるかと言われれば微妙。 西部劇として見ても、ちょっと陰気臭いなぁという感じで、個人的にはいまいちでした。 まあ、西部劇で復讐劇は常套句ですし、子供を誤射してしまうくだりや、ラスト、復讐よりも愛を選ぶくだりなどはよかったなと思う反面、それまでがなんかふわっとしすぎてあまり乗れませんでした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-08-13 11:44:38) |