1781. キル・ビル Vol.1(日本版)
仮面ライダーとかの特撮ヒーロー物は子供の頃好きでよく見た。どこが好きやったか考えると、色々個性的な怪人が出てきて、それをヒーローが倒すって展開。これっていくらでも作れるよね。怪人のアイデアさえあれば。でも、おもしろい(沢山、怪人が出てくる時なんて、もうワクワク度いっきにアップ)ある意味、子供心鷲づかみの脚本の基本形?大人になって、さすがに特撮ヒーロー物は見なくなったが、映画ではそーいう構成(怪人対ヒーロー)のやつはたまに観る。昔の子供心を刺激されるからかな。怪人部分は別に本当の怪物じゃなくてもいい。人間でも個性的で強い奴であればあるほど、そして沢山でてきてくれるほどおもしろいと思ってしまう。この映画を観ようと思ったのは、俺の中にあるそーいう部分に刺激されてやと思う。予告をみて、色々個性的な敵を主人公が倒す。そーいう映画だと期待して観た。そして監督はタランティーノ。多分、そーいう基本構成に色々味付けしてくれてるんやろなと、さらに期待して観た。結果は期待どおり。リアル設定無視のドラマ部分、遊びまくってる音楽(遭遇時の音楽は今ならダウンタウンデラックス思い出してまうね)、変化球的な構成、演出、多分、こういう感覚な映画かなって予想した通りのテイスト(アニメあるとは思わなんだ)。雰囲気はB級だけど、見せ方はA級ちゃうかな。オーレン一味の並んであるくとこなんてかっこよすぎてゾクゾクきてまう。殺し屋のコードネームが全員 蛇の名前で毒蛇暗殺団ってのもなんかいい。ただ、こーゆうのはズルイというか、いくらでも作れるよね。戦う場所と敵の個性を変えれば。まー、いつかはこんな映画、スタイリッシュな雰囲気で誰かが作ると思ってたけど。後、外人が日本語しゃべる部分は、一瞬、映画じゃない感覚に落ちる。普通に外人の俳優さんがしゃべってるように思える。でも、笑えるからいいか。ルーシー・リューはバリスティックより全然こっちの方がよかった。あの役を彼女にするあたり、タランティーノやるな。ただ残酷すぎるので、そーいうのがダメな人は、話題作というだけで観ると嫌な気持ちになるるのでオススメできません。 10点(2004-06-21 09:52:05)(良:1票) |
1782. 復活の日
学生時代にビデオで観たんやけど、それまで観た邦画の中ではグンをぬいておもしろかった記憶が今でも残ってる。なんか洋画に匹敵するくらいの壮大さは今の邦画でもちょっとないんちゃうかな。当時は邦画ってしょぼいなって感じでいたから、これ観た時もあんまり期待してなかった分、ちょっと甘く評価してるかもしれんけど、とにかく壮大さでは邦画の中ではトップクラスやと思う。また観てみたいな。今見たら評価変わるかもしれんけど。人類滅亡系の映画好きにはオススメ。邦画も結構いけます。 10点(2004-06-08 04:16:41)(良:1票) |
1783. 第七の封印
ベルイマンを初めて観てみたんやけど、この映画、なんか雰囲気が舞台演劇っぽいね。死神が普通に人として出てくるチープな演出とか、観た後に考えさせるテーマの持って生き方とか、悲惨やのになんかコミカルなとことか。特に嫁に逃げられたおっさんと従者の台詞の掛け合いなんてモロに舞台演劇。当時の演劇がどんな感じかわからんから、今の演劇がこーゆうのをマネしてるのかもしれんけど、普通のリアルな映画運びじゃないと思った。舞台劇っぽく作ったロードムービーかな。後、生と死や神の存在について、監督が悩んでて、映画を作りながらその回答探してる感じもした。俺は舞台演劇(特に小演劇)が好きやし、自分でやったりもしてるのでこーゆう感じの映画は好き。ちょっと物足りひんかったけど。あ、それと、この映画に出てくる女性の人ってほとんど綺麗で魅力的やね。狙ってるのかな。 7点(2004-06-07 16:26:16)(良:1票) |
1784. ザ・コア
結構パニック映画は好きやねん。なんか観ててちょっとしたパニック体感できるし。でも、これ基本構成が「アルマゲドン」と同じやね。地球規模パニック映像→ありえない解決方法そして後はアクションドラマ。嫌いな展開じゃないんやけど、パニック映像もよくできてるんやけども、なんか今ひとつパンチがなかった。多分結果が見えすぎてもーてるからかな、助かる人とか、亡くなる順番とか、あまりにもお決まりすぎて。だいたいあのモグラの電車みたいな乗り物にしても、もー、その展開がやりたいがゆえの形ってゆーのがはっきりわかる。てゆか、はっきりすぎる。最初のパニック部分でゾクゾクきてその勢いで一挙に観れば、退屈にはならんと思うけど。 5点(2004-05-27 18:45:14) |
1785. フレッシュ・ゴードン/SPACE WARS
チープなエロSFかな。でもなんかヒロインがほとんど裸なんで、見慣れてしまって逆にエロさは麻痺してもーた。ストーリーとか演技とかほんま観てて辛くなるんやけど(乳首光線。。。もうほんま観てて辛い)モンスターのとこだけが妙に力入ってて、そこを観るために、しょぼいドラマ部分に付き合わなければならない、ほんまこまった映画やね。昆虫ロボットの戦いとかなんて、そこだけ違う映画なんちゃうかなって思えるくらいよくできてる。最後の怪物は脱力した感じでしゃべるとこがなんか好き。評価難しいな。モンスター部分だけなら、結構いいんやけどな~。やっぱり全体的に観てしょぼいのでこの点数。 3点(2004-05-27 18:09:18) |
1786. ミッドナイト・エクスプレス(1978)
《ネタバレ》 トルコにしろ何にしろ、外国の刑務所はとにかく怖いな。言葉も習慣も違うから、自分がどーなっていくのかも理解できひんし。この映画が実話をどこまで再現してるかは謎やけど、最後のあっけないほどの脱出シーンは妙にリアルで変な開放感があったな。映画としては、観終わってから何もしたくなるほど、疲労させてくれたので、よくできてる方かな。 7点(2004-05-27 17:52:10) |
1787. 羊たちの沈黙
これを観た当時、まだ小さかったから初めて異常殺人の存在を知ったんかな。とにかく、あんまし理解ができなかったんやけど、その理解できないことが怖くて。トラウマ。大人になって何度か観たけど、やっぱり不気味な世界で緊張してみてしまう。レクターがクラリスのことを色々あてるシーンは今でもゾクゾクするし、それに題名がうまいことつけてると思う。 10点(2004-05-27 17:34:10)(良:1票) |
1788. リバー・ランズ・スルー・イット
これを観たのがかなり前なんで、あんまし細かいとこは覚えてないんやけど、とにかく景色がきれいだったのと、静かな映画だったけどなぜかのめり込めた記憶がある。後、いくつかのレビューにもあるけどフライフィッシングってゆーのをしてみたくなる映画やったな~。また観てみたいかな。 10点(2004-05-26 19:07:25)(良:1票) |
1789. ラリー・フリント
俺は意外とおもしろかった。正直、ラリー・フリント?誰それ?って感じで対して期待せずに観たのがよかったのかも。なんか、フリント本人もチョイ役で出演してるそーで、まだ生きてる人の映画ってなんか自慢と金儲けがからんでそーであんまり好きにはなれんけど、言いたい事はなんとなくわかるので、まー許せるかな。映画としては、性の解放について結構考えさせられたし、展開もわりと引き付ける物があって退屈せーへんかった。特にフリントの演説のシーンには、ちょっと感動。エロに関して、「なるほど、そーいう見方もあるんやね」と妙に納得させられたわ。エロ万歳。 7点(2004-05-26 18:52:50) |
1790. 悪霊喰
西洋の宗教をダークに描いた作風っていうのにはそそられるものがるねんけど、今までこの手の映画でおもしろいと思ったことはあんまりない。キリスト教とかに詳しくないからかもしれんけど色々な観念がでてきて難しい物が多いし、こーゆう世界観の映画って大概スローテンポやからダレてくる。しかし、これはおもしろかった。テンポもいいが、なにより頭の悪い俺にもわかりやすいってのがいい。しかも今までとはちょっと違った切り口で、ダークな宗教の世界を描いてくれてるので、映画の世界にグイグイ引き付けられた。結構、娯楽性も高い。終わり方もかっこよくて好き。特に罪を喰うシーンは迫力もあったし、闇の司祭の雰囲気も味がある。普通の幽霊物のホラーを期待する人には期待はずれだけど、宗教独特の不気味な世界観が好きな人にはオススメやと思う。 10点(2004-05-24 16:57:06) |
1791. ミート・ザ・フィーブルズ/怒りのヒポポタマス
ある意味、すごい映画だった。もうエログロ満載だ。これを実写でやっても、ただの悪趣味な映画だが、登場人物全部がヌイグルミというところがアイデア賞ものというか、目のつけどころがうまいというかか。ストーリーはほんまくだらんかったよ。舞台裏の群像劇に犯罪と恋愛がからんだ話。でもヌイグルミやパペット達がよくできてるしキャラもたってるんで、思わず最後までのめりこんで見てしまった。エログロさもかなりスプラッター。ほんと、よくこんなの映画にしたなって感じ。エログロに耐性ない人は観ないほうがいいす。耐性がある人は一度はふれていいんちゃうかな。この異様な雰囲気の世界に。ただご飯食べながら絶対見ないように。すごいシーンあるから。吐くかもしれん。このアイデアとよく作りこんであるので、不本意ながら満点。 10点(2004-05-24 02:39:05) |
1792. 10億分の1の男
設定や世界観はすごくいいのに、いまいちおもしろくなかった。なんかマッタリしてて 退屈。もう少しスピード感があれば、楽しめたんだけど、残念。後、途中からやっと物語の意味が理解できたんだけど、オチまである程度読めてしまった。その辺ももうちょっとヒネリが欲しかったな。でも独特な深みはあるので、ヨーロッパ系によくあるマッタリした映画に浸れる人は楽しめるかも。 3点(2004-05-23 18:21:14) |
1793. ブルース・リー/死亡遊戯
子供の時観て、最後の塔の戦いの部分が今でも忘れられない映画。んで、この前、見直してみたら、やっぱりその部分は最高やった(ドラマ部分はほんま退屈)戦う巨人対ブルース・リー。こんな異様な光景の戦いは他にないと思う。 7点(2004-05-22 18:28:09) |
1794. フェノミナ
虫を操る超能力少女VS殺人鬼、もうこの設定だけで俺にはヒット。虫ってゆーのがいいんよね。普通はむしろヒロインを襲う側の虫が、この映画では味方してくれる。このダークな感じが、さすがアルジェント監督。なんか、虫、がんばれって観てて思てもーたよ。虫嫌いなのに。また、それを操るジェニファーがかっこよくもあり、たのもしくもありで。でも殺人犯も異様でキャラ負けしてない。ストーリー的には、そんなに突っ込まなければ、まとまってるほうだと思う。ちょっと説明不足な気がするけど。てゆか、この中途半端さがいいんかも。派手さはないけどね。チンパンジーもいい演技してました。虫を操る少女というダークな感じが好きな人はオススメ。 7点(2004-05-22 17:59:23)(良:2票) |
1795. ベオウルフ(1999)
普通はこんな世界観はめちゃ好きで、多少しょぼくても、かなり楽しんで観れるのに、この映画に関してはかなり眠かった。残念。残念すぎる。おもしろくできたはずなのに。いい雰囲気なのに。主人公にもうちょっとオーラがあったらな~(どっちかゆーたらコメディー向けの顔かなって思うのは俺だけ?)なんか、がんばればすごいおもしろい映画になってた思うだけに、残念だ。眠くなったんで、点数厳しめ。すまん。 ただ漫画「ベルセルク」好きな人はちょっとは楽しめると思う。 0点(2004-05-22 00:34:33) |
1796. サルート・オブ・ザ・ジャガー
これはおもしろかった。なんかレビューが二人しかいないのはちょっと寂しいす(やましんの巻さん、ども)。やっぱB級だからかな。かっちょよさはA級やったけど。まるでマッドマックス2のような世界(いや、もっと荒廃してるかな)で描かれるスポ根も のかな(スポーツというにはかなり過激やけど)。雰囲気といい、衣装といい、そして それぞれのキャラの外見といい(傷だらけ)、かなりいい感じ。一人の夢見る女戦士との出会いをきっかけにかつての栄光の場所でもう一度戦う決心をする男の話なんやけど、それを押し付けがましく描がかず、あくまでストイックに、シンプルにテンポよく見せてくれるので全然退屈ちゃうかった。それと、この手の映画によくある、めちゃくちゃ盛り上げて感動って感じがない。だけどジョアンの戦う時の希望ある瞳と、ルトガーのかっちょよさにしびれてなぜか俺には泣ける映画やった。【追記】やましんの巻さん、二人しかいないっすけど、よろしくでっす。後、この映画dvdなら購入可能みたいです(ただ上映時間がビデオと若干違うのが気になりますが)【追追記】ども~。映画の奴隷さま~。なんか秘密の小部屋状態ですけど。LD持ってるんですか~。いーな~。ちなみにDVDはなんか日本語吹替え入ってないみたいです~。買うかどーか悩んでます。 [映画館(字幕)] 10点(2004-05-22 00:11:54)(良:3票) |
1797. トレマーズ
モンスターパニックもんの映画ってこんな感じにもできるんやでってのを、この映画を観て初めて知った。この映画を観るまでは、こーゆう部類の映画には少し食傷気味やったので、新鮮やったな~。明るくどこか能天気なパニックもん。だけど、展開とかオチとか、わりとよくできてると思う。モンスターもよく作ったと思う。 7点(2004-05-21 03:02:46) |
1798. ゼイリブ
社会風刺のきいたB級映画やった。んが、そのB級っぽさが逆にいい感じで、ある意味「MIB」のB級バージョンかな。だいたい設定からしてB級やからね。サングラスって。しかも、男二人の殴り合いはあきらかにやりすぎ(西部劇「赤い河」へのオマージュらしい←本の受け売り)。だけどそこが、馬鹿っぽくて好き。多分、この監督、わざとこんな馬鹿映画にしてるんちゃうかな。ちょっと考えるとかなり現代社会へのメッセージが込められてる気がするもん。でも、それをあえてちゃんと描いてないような。シャイなんちゃうかなカーペンターって。変わったSF好きにオススメ。 7点(2004-05-21 02:47:43) |
1799. ナイト・オン・ザ・プラネット
《ネタバレ》 この監督の映画は退屈でちょっと苦手やけど、これは時間を忘れるほど集中して観れた。え?もう終わり?って感じ。多分、一話一話が短いからやと思う。それだけに大変観やすい。ゆーたら、ドリフの「もしも、こんなタクシーの運ちゃんがいたら」又は「もしも、こんなお客さんがいたら」ってとこかな。ま、こっちはどのパートも、お洒落でシュールやけど。特に最後の話の、一番聞いとかなあかん奴が眠ってもーてて聞いてなかったっていうオチはおもしろすぎ。こんな映画、ありそうでなかったね。 10点(2004-05-21 02:05:59) |
1800. JAWS/ジョーズ
小さい頃見て、かなり怖かった記憶があり、最近見直してみたが、ジョーズの怖さは意外に低めで、むしろ大きなサメを仕留めるというワクワク感の方が高かった。なんか海洋冒険モノっぽい感じ。ジョーズは所々で、作り物に見えて、ちょっとがっくりきたが、最後の決戦はなんとか楽しめた。前半はちょっと退屈。後、一回観てるにもかかわらず、↓の話のマシーンから落ちるおっさんほどではないけど、死体飛び出しシーンは俺もビビッた。てゆか一瞬飛んだ。 5点(2004-05-20 19:59:30)(良:1票) |