1. 危険がいっぱい
《ネタバレ》 アラン・ドロン、ヤクザのボス妻に手を出して命からがら逃げおおせるまで迫力満点。そこからヤクザに代わって屋敷の2人+1人と猫1匹との絡みも目が離せない。世間を舐め切った果てがこれまたお見事。ドロンは言わずもがなでジェーン・フォンダの瑞々しさにも惹かれるところ。ラロ・シフリンの音楽が虚無感をかきたてておりました。 [インターネット(字幕)] 8点(2025-05-08 17:10:32)★《新規》★ |
2. ビフォア・サンセット
レンタルしたものを観ずに返却するのは勿体ないと貧乏くさい理由で鑑賞。 9年経ったというのは二人の顔で実感出来ますが、ペラッペラな語りは当時のままの青臭さでアホクサとしか言いようなく。 共に被害者ヅラで過ぎた事をウダウダウダウダウダウダと。女の言い分が聞くに堪えない。ホッチキスで唇を留めてやりたい。 妻子持ち男の小娘のような未練たらしさも耐え難い。 退屈で血圧上がりっぱなしのひととき。しんどかったですわ。 [DVD(字幕)] 1点(2025-05-07 15:14:40)《新規》 |
3. ル・バル
自分に正直に。 つまらなかった。 私が言うのもなんですが、見た目冴えないおじさん、おばさんがただただ踊りまくる。 最後まで皆が一言も発せず。 言いたい事があるそうですがワタシには感じられず。 残念です。 [DVD(字幕)] 1点(2025-05-06 16:40:17)《新規》 |
4. 恋人までの距離(ディスタンス)
二人が下車するまでは期待できたのですが・・・ 後はウディ・アレンも顔負けの喋り散らかすだけで、内容も頭でっかちで見ているほうがこっぱずかしく。 異性との過去の関わりをペラペラ喋る青臭さに幻滅です。 ウィーンの大観覧車に「あ、第三の男」点数の全てを。 [DVD(字幕)] 4点(2025-05-05 22:28:39)《新規》 |
5. 木を植えた男(1987)
《ネタバレ》 エルゼアール・ブッフェが1910年から30年以上に亘ってドングリを植え続け、荒れ果てた地を林から森へと変貌させた。 村人の有り様も土地と比例するかのような殺伐としたものから温かく溌剌としたものへ。 10万本植えて1万本しか育たないやるせなさとか、木を植え始めるまでの人生で葛藤はあったはず。そこは一切語られない。 無私無欲で折り目正しい毎日を送り病気知らずで往生を遂げる。病はストレスからを実感させられます。 2度の大戦に触れて「人間は破壊以外の領域でも神と同じく全能なんだ」にもハッとさせられます。 英語ナレーションが似てると思ったクリストファー・プラマー。良い作品に参加していて嬉しい。 日本語ナレーションが三國連太郎さんというので引き続き観てみたら、やはり趣ある語り口で作品の味わい深さが増すことに。 本サイトのお陰で秀作に出会えて感謝であります。 [DVD(吹替)] 8点(2025-05-05 16:12:18)《新規》 |
6. 夢のチョコレート工場
《ネタバレ》 ジョニデ版は本作をほぼ忠実にリメイクしたようです。 2005年版と比べるのは野暮である映像は精一杯頑張っておりました。 子供等の憎ったらしさは互角、その親達の憎たらしさはリメイクを上回っています。 ジーン・ワイルダー≧ジョニー・デップ ギュンター・マイスナーの肩透かしぶりが残念ではありますが楽しめた良作です。 [DVD(字幕)] 6点(2025-05-05 09:06:59)《新規》 |
7. おもいでの夏
子供3人の父親である息子に感想を聞いてみたい作品です。 耳にしたことがある音楽と映像の後押しもあって少年時代の追憶の切なさを浮かび上がらせておりました。 [DVD(字幕)] 5点(2025-05-04 19:33:41)《新規》 |
8. ミシシッピー・バーニング
《ネタバレ》 実話だそうですが、キ〇ガイ共のやりたい放題を観るのはしんどいものがありました。 実際は氷山の一角なのだろうと思うと尚更です。 根っこはやはり教育なのでしょう。 ハックマン&デフォーの凶悪コンビ(ゴメンナサイ)の善玉にてキ〇ガイ共に屈しない心意気に胸熱に「負けるな!」 私でも予想できたのにマクドーマンドが傷を負うのを見通せなかった点がちょっとね・・・ 現在でも全米ナンバーワンの貧困州というミシシッピー。負の遺産は大きいと感じた作品です。 [DVD(字幕)] 7点(2025-05-04 01:59:48)《新規》 |
9. スーパーマンIII/電子の要塞
リチャード・プライアーは有名なコメディアンだそうですが、立ち位置がはっきりしない役柄もあってか魅力薄でした。 小悪党ロバート・ヴォーンを押しのける形でのイケイケな妹がナイス。 クリプトンでスーパーマンを亡き者にしようとする展開でのやさぐれ悪辣スーパーマンを表現するクリストファー・リーブに拍手。 意外にも惹き付けられるところが多かった作品です。 [DVD(字幕)] 6点(2025-05-03 00:45:35)《新規》 |
10. サンダーハート
事件の起承転結はそれなりのものでした。 居留地そのものの姿が印象深い。荒野の掘っ立て小屋でテレビがある不思議な光景。何をして日々暮らしているのかも不思議。 ネイティブの血を引くヴァル・キルマーの熱演に好感。 異色の先住民もの良作です。 [DVD(字幕)] 7点(2025-04-30 20:29:34) |
11. 私の中のもうひとりの私
五十路となっての振り返りともなれば、裏切り裏切られ、傷つけ傷つけられはあるでしょう。 知的な各人の剥き出しの痴的な会話にウンザリです。 誰が監督か承知で敢えて観たお目当てジーナ・ローランズとジーン・ハックマンのキスシーンお宝映像に点数の全てを。 [DVD(字幕)] 3点(2025-04-30 20:03:53) |
12. オール・ザ・キングスメン(1949)
ウィリー・スタークの初心が消し飛んでしまった姿は、地位が人を作ったようです。 ジャック・バーデンが唯々諾々と従ったのかがわかりにくい 知事でこの騒ぎなのだから大統領ともなれば・・・ 採決の結果如何で群衆は誰かさんの連邦議会襲撃事件のように突撃してテヘペロで恩赦を与えられるのだろうか。 幕引きが物足りなかったものの、辿り着くまでの展開は見応えあるもので、ブロデリック・クロフォード熱演はオスカー受賞に値するものでした。 [インターネット(字幕)] 7点(2025-04-29 11:51:11) |
13. ツイスターズ
旧作は牛とタンクローリーが飛んでいった事以外何一つ覚えてません。 今作は技術の進化での映像迫力が目を惹きました。 ドラマパートは他愛ないものの、見るに堪えるものではありました。 「ヨウ化銀を打ち込んで雨を降らす」実際に行って地球気候のバランスを崩しても「知らんがな」と澄ましているのを思い出しました。 [DVD(字幕)] 6点(2025-04-28 15:58:14) |
14. ダム・マネー ウォール街を狙え!
こういう出来事があったのを初めて知ることに。 知識皆無の身にとって、市井の人々もスマホで株取引しているのに へぇ であります。 賢い頭をもっていても結局バクチなので、日常勤務中でもスマホを手放せないという生活は、馬鹿な小心者のワタシには出来まへん。 サバンナ動画での雄ライオンを大勢のハイエナが取り囲んでアタックするシーンが浮かんだ作品でした。 インサイダーに勤しんでいる(らしい)不動産屋を選んだ有権者は何を思うのでしょうか? [DVD(字幕)] 6点(2025-04-27 13:26:36) |
15. チャーリーとチョコレート工場
《ネタバレ》 映像、キャラクター、ストーリー共に突き抜けていて面食らいました。 4人の子供が実に嫌らしく制裁を受ける姿にはクスッとさせられましたが、その後の歌と踊りは蛇足だったかと。 そしてその親たちの個性も物足りない。(どこかで見た事あると思ったベルーカ父がダーリントン卿だったのに驚き) 最終的に抹殺ではなかったところに好感。 チャーリーとその家族、ウォンカ親子の対比はベタながらも単なる奇天烈作品ではない事を感じたところ。 ジョニー・デップ、御大クリストファー・リー、ヘレナ・ボナム=カーターの手堅い演技以上に、大量発生のウンパ・ルンパが印象に残ります。トータルで楽しめた良作です。 [インターネット(字幕)] 6点(2025-04-26 17:38:55) |
16. 暗い鏡
《ネタバレ》 殺人事件の女性容疑者に完璧なアリバイがあるものの、一卵性双生児であることが分かる。二人の非協力的な態度に困り果てた警部補は精神科医に二人の鑑定を依頼する。姉妹と三角関係になる先生は「いや、アカンでしょ」ですが、物語上必要な設定でした。 姉が妹を追い詰めるところにも無理筋を感じます。 しかし、オリヴィア・デ・ハヴィランドの姉妹の演じ分け演技は圧巻で、遂に本性を剝き出すシーンはトリハダものでありました。 この時代にどうやって撮影したのか驚きの特撮にも大拍手。 手に汗握る展開で「アッ!」と驚く結末が見事な良作です。 [インターネット(字幕)] 8点(2025-04-20 13:44:58) |
17. ボディ・バンク
《ネタバレ》 3日前に観たヒュー・グラント29年前の外観は髪型をはじめ優男風ですが、悪に迫るハードな役どころは新鮮でした。 使命感から孤独なホームレスを材料とするやり方の是非を問う内容。(話の先行きが見える邦題はよろしくないですね) アウトではありますが、犯人と警察どちらを助けるか、脊椎損傷から回復出来るなら何でもする、シーンに当事者と部外者の考え方に違いがあるのを思わされる印象深いものでした。 穏やかでありながら無法者の信念は1ミリも動かないハックマン貫禄の演技に満足であります。 [インターネット(字幕)] 8点(2025-04-19 16:08:34) |
18. 魔の家
チャールズ・ロートンのハリウッド初出演作ということで鑑賞。 ボリス・カーロフ、メルヴィン・ダグラス、レイモンド・マッセイ、グロリア・スチュアートの豪華キャストが嬉しい。 オールド・ダーク・ハウスものの先駆けと呼べる内容で、名撮影監督による屋敷が醸し出すおどろおどろしさに胃痛が。 登場を待ちわびたロートンは意外にも胃薬とも言える存在でした。 ただの泥酔者だったカーロフには見た目以上の恐ろしさが無かったのが残念。 代わって長男サウルの身震いする顔芸が忘れ難いものがあります。 掘出物の良作。 [インターネット(字幕)] 7点(2025-04-19 11:11:23) |
19. スーパーマン4/最強の敵
やはり小悪党の域を出ないレックス・ルーサーはもどかしいのですが、カラリとした味わいを醸し出すハックマンの芸域の広さを感じます。 最強の敵ニュークリアマンの弱点を早々に晒すのはやめてほしかったところ。 戦略核兵器削減条約を反映したかのようなスーパーマンの演説は素直に聞けるものでした。 [DVD(字幕)] 5点(2025-04-19 10:19:57) |
20. スーパーマンII/冒険篇
《ネタバレ》 前作の有罪3人組が大暴れする辻褄あった展開でのニコリともしないテレンス・スタンプは魅力的。 デイリープラネット社前での激闘の迫力に圧倒されたのですが以降からラストまでジリ貧になっていったのは残念。 レストランでの意趣返しはスーパーマンの名が廃るもので蛇足の極み。 ハックマンの影が薄いのに違和感あったのですが、鑑賞後に知った、交代した監督が撮り直した部分には参加も台詞再録もせず、ソックリさんが対応にあたったというのに、メジャー映画ビジネスの切った張ったの世界を見ることになりました。 [DVD(字幕)] 6点(2025-04-16 23:06:38) |