1. しんぼる
《ネタバレ》 あまりよくなかった。 コントとしてみればある程度面白いけど映画としてみたら脚本が甘い。なんというかIfの後がないですよね。つまり(ネタばれですが)、森羅万象がこの部屋に閉じ込められたおっさんがチンコスイッチを押すことで廻っていたという世界観がこの映画のIfなら、その後のじゃあこのIfのあとにはどんなことが起こるのか?が提示されていない、まぁ提示されないのはいいとしても観客が鑑賞後「こうなのかなぁ、ああなのかなぁ」と思いめぐらせるようなものでもない。これはこういう映画としては致命的ですよ。 映画なんですから面白いIf(世界観)を作りこんで、さらにその結果どうなるのかのIfの後をまっちゃんなりにもう一歩踏み込んで示してもらいたかった。 もっといっちゃうとこのIfもそんなに面白い世界観でもないしね…。ただ男の仕草、行為なんかが面白いだけで。そういう意味でこの作品はコント以上のものが出来ていないです。 [映画館(邦画)] 5点(2009-09-13 22:46:39) |
2. サマーウォーズ
え?なんで皆そんなに酷評なの? 普通によかったよ。3回くらい泣きそうになったしね。 声優どうのいってますが、それを内容がカバーしてましたよ。 8点です。 [映画館(邦画)] 8点(2009-08-13 22:50:38)(良:1票) |
3. トウキョウソナタ
《ネタバレ》 現代人には心臓に悪い映画でした。 脚本、演出など完成度が高い。 序盤、家族の中ではお父さんはいてもいなくても同じような存在。 だから構図でもあえて何かお父さんがモノで遮られて、映画を観る人にとっては お父さんが構図的にも"人物扱いされていない"印象を与えられるのです。 そういう上手い演出、構図が多くみられ、監督のこだわりが見受けられます。 点数が9点なのは笑いを誘うシーンについてなんですが、 ブラックな笑いと、何かこう、ただ場面と場面とのつなぎ合わせるために あるような意味のない笑いのシーンがあったんですが ブラックな笑いは(たとえば失業仲間が携帯電話の嘘で電話をうけとるシーンやその人の家へご飯を食べに行くシーン)最初クスっと笑え、後に何かすごく虚しい思いをする演出としていいのですが、つなぎ合わせようのような笑い(たとえば強盗がバカをして顔を見られるシーンなどなど)は正直蛇足。 むしろ笑いのシーンはこの映画には極力少なめにすべきだったと思う。 入れるとしても上に書いてるようにブラックなやつだけにすべき。 しかし、こんなにも暗い映画がラストにかけて家族が再生していく様を描ききっているところは高評価できる。ラストシーンではあんなけ「一度言ったことは容易に覆すことはできない。これは親の権威にかかわる。」なんて言ってたお父さんが、ドビュッシーの『月の光』を見事に演奏する息子の権威で画面を去っていくのは強烈な大人世代への皮肉のパンチがきいていて素晴らしい。 やはりこの映画の救いは、息子がピアノをやめなかったこと。 映画のように大人たちが保守的に馬鹿なことやってると若い世代が不幸になるんだなと実感。 嘘、すれ違う人間関係、保守的な大人達のガラスのようなもろい権威で奏でられるトウキョウソナタ。その悲しいトウキョウソナタを、現代を生きる若い世代は映画の『月の光』のように綺麗に奏でられるのだろうか。 [映画館(邦画)] 9点(2009-03-23 17:31:53) |
4. ウォーリー
《ネタバレ》 これは単なる2001年宇宙の旅のオマージュ的作品ではない。 この時代はすべてがオートマで、命令絶対主義の環境である(人間の命令は機械は絶対守らなければいけない。未来人の生活はほぼずっと機械と接する生活だから、人間である自分の命令は絶対とおる環境にある。)これは人間の思考停止を意味する。人間は命令するというよりは選択しているだけに近いからだ。 こんな時代、地球にいるウォーリーは昔の地球人の映像もみていたりすることから、未来人よりもよっぽど人間的である。人間よりもよっぽどマニュアルな存在なのだ。ウォーリーは一部が壊れても部品を取り換えるだけでなおる場面があるが、これはマニュアルの最大の特徴である"柔軟性"を表している。 物語は進み、オートマ(未来人も含め)はマニュアルの象徴、"手"を媒介にして人間本来のあり方をしることになる。ツラトゥストラの音楽がながれ、船長が自らの力で歩く瞬間は、何百年ぶりにオートマからマニュアルとなる、文字通り人類の大きな一歩なのである。 そのきっかけがウォーリーという機械によるというのも皮肉的である。 そして物語終盤には、命令絶対主義にも関わらず、イブは最後には命令を拒否することを覚える。 マニュアルの最大の特徴、"柔軟性"を身につけた。これこそが本来的人間の姿である。 この映画は単に環境問題を扱っているものではない。 [映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2009-01-11 01:18:13) |
5. ワールド・オブ・ライズ
可もなく不可もなくといった感じ。 後半からハラハラドキドキといった展開にはなるものの、それだけ。 ただ内容は現代を生きる我々にとって真剣に考えなければいけないテーマ。 その点については妥協したようなところはなかったのである程度評価できると思うのでこの点数。 [試写会(字幕)] 6点(2008-12-04 15:18:44) |
6. アワーミュージック
ゴダール衰えず。表現の仕方が素晴らしい。 なんかいもみたい作品。 [DVD(字幕)] 8点(2008-07-13 00:18:58) |
7. ソウ
なかなか楽しめました [DVD(字幕)] 7点(2008-03-17 03:49:07) |
8. スチームボーイ STEAM BOY
《ネタバレ》 面白くないと聞いたうえでの鑑賞のためか、結構よかった。 時代設定、テーマが個人的に好きだからだろうか。 科学技術と人類とのあり方を扱った作品は数多あるが、お爺ちゃんとお父さんの両極端な科学に対する考え方に振り回される主人公(視聴者といってもいいかもしれない)が他から影響されつつも自らの信念を見つけ、それを貫くまでの過程がなんともいえない。 あと破壊兵器の中に遊園地というセンスが大好き。 ただ、声優陣が残念…。 [DVD(邦画)] 7点(2008-02-27 13:15:31) |
9. イノセンス
雰囲気がいい。雰囲気が。 細かい考察、解釈などいらん。 雰囲気がいい。雰囲気が。 [DVD(邦画)] 8点(2008-02-27 13:08:29)(良:1票) |
10. CUBE2
あ~やっちゃったね。1で成功、2で大コケとはこのことだね。 ラストも意味わからんしねぇ。CGうざいしねぇ。 1に勝ってるとこがどこにもないねぇ。 [ビデオ(字幕)] 5点(2007-12-09 17:58:07) |
11. プロデューサーズ(2005)
いや、普通に面白い映画でした。 映画館で時々笑いがおこって、気付いたら私も笑ってました。 そういう映画少なくなったよね。 [映画館(字幕)] 8点(2007-12-09 17:51:05) |
12. イン・アメリカ 三つの小さな願いごと
なんだろう。何が良いって上手く言えないが、とにかく良いのだ。 お父さんも、お母さんも、姉妹も、マテオも。全部いいのだ。 [DVD(字幕)] 8点(2007-12-09 17:27:51) |
13. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
《ネタバレ》 クレヨンしんちゃんの映画の中で一番好き。 やっぱりひろしは最高です。 家族愛もさることながら、過去にすがることなく未来に生きる決意をするのはすばらしい。 [DVD(邦画)] 10点(2007-12-09 17:16:11) |
14. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦
この映画でいえること、それは”ひろしLOVE” [DVD(邦画)] 8点(2007-12-08 23:48:07) |