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すべての美しい馬 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 すべての美しい馬
製作国
上映時間116分
劇場公開日 2001-06-30
ジャンルドラマ,ウエスタン,青春もの,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
イノセントな青年が、想像を絶する過酷な旅を経て、ふたたび故郷へと還ってくる。その帰還の途中で判事と出会い、静かに語り合うシーンで、全身が震えるくらいの感動をおぼえている自分がいた…。そう、たしかに欠点をあげつらうのは簡単な、そういう意味では決して「傑作」とかじゃないのかもしれない。けれど、マット・デイモンの主人公が、無慈悲な「現実」の中で文字通り心も肉体もボロボロになっていく姿は、まさに”人生”そのもののメタファーとして力強く見る者を揺さぶるんじゃないだろうか。そして判事に自分の犯した「罪」を告白し、それを判事が静かに赦すシーンが、あれほど胸を打つのでは? …このあたり、監督としてのビリー・ボブ・ソーントンの真骨頂があると思う。彼は、間違いなく「現代の神話的語り手」としての才能がある。聞けばこの映画、製作者によって大幅にカットされたものだとか。ぜひ、《完全版》を見たいものだ。
やましんの巻さん 8点(2003-12-05 16:41:27)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 33件
作品の平均点 4.12点
作品の点数分布
000.00%
139.09%
2515.15%
3515.15%
4515.15%
5927.27%
626.06%
713.03%
839.09%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.95
このレビューの偏差値 60.20
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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