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いつもは善良な黒人の代表的な役柄を、自信満々・余裕綽々に演じているD・ワシントンに、昨今、鼻についていたところへ今回のこの役。そろそろ同じパターンの役柄からの脱皮というところだろうか。しかしやはり心底悪人になりきれない、いつもの彼がちらちら顔を出すという課題は残ったようだ。そういう意味では善良な役を演じていても、ひとつ違えば狂気の顔を覗かせるR・デ・ニーロとは対照的だ。作品としては裏社会の現実を嫌というほど突きつけられ、胸くそ悪くなるが、それだけ映画の出来が良いという証明かも知れない。最近ご無沙汰のT・ベレンジャーがチラッと出ていたのが嬉しかった。
【ドラえもん】さん 8点(2001-12-07 23:29:41)
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