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ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃
製作国
上映時間105分
劇場公開日 2001-12-15
ジャンルSF,ファンタジー,シリーズもの,特撮もの,モンスター映画
レビュー情報
いくら怪獣たちが主役とは言え、人間たちのドラマがしっかり描かれていればこそ、“彼ら”もより一層引き立つというもの。しかし毎回、出演者が違うというだけで、その描き方は相変わらず同じパターンの繰り返しで、それは監督が金子修介になっても何ら変わりは無い。これでは怪獣たちが可哀想と言うものだ。かつて円谷英二&本多猪四郎という、東宝特撮映画のゴールデン・コンビの作品群が些かも古びていないばかりでなく、今なお燦然と輝き続けているのも、工夫を凝らした特撮の見事さ以上に、奇想天外なストーリーが常に斬新であり、また人間ドラマもきちんと独立した魅力あるものになっていたからに他ならない。今回も、さほど必要性の無い登場人物の多さと、そのお座なりで戯画化された描き方には、もぅいい加減うんざりしてしまうし、そして特撮シーンで言えば、次々と撃ち落される戦闘機が民家に落下・爆発・炎上するという迫力あるシーンには、リアリティがあり唯一見所のある点だが、あれほど強大だったキングギドラが、設定とは言え、なんともひ弱な怪獣に堕ちてしまい、また、繭から成虫に変身するシーンがひたすら美しく、飛翔する姿も一段と見事なモスラも、夜間ではあの華麗で極彩色の羽の美しさが際立たないではないか。なんともセンスを疑いたくなる。もう少し“古典”をよく勉強して欲しいと願うばかりだ。前作の「G消滅作戦」(傑作!)には遠く及ばない出来だが、なにやらガメラと対決しそうな暗示的なシーンもあって、次回作に期待しよう。
ドラえもんさん 6点(2002-01-19 01:04:05)
その他情報
作品のレビュー数 66件
作品の平均点 6.38点
作品の点数分布
000.00%
111.52%
200.00%
31015.15%
446.06%
51015.15%
6812.12%
71116.67%
8812.12%
957.58%
10913.64%
作品の標準偏差 2.35
このレビューの偏差値 49.31
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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