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海は見ていた のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 海は見ていた
製作国
上映時間119分
劇場公開日 2002-07-27
ジャンルドラマ,ラブストーリー,時代劇,小説の映画化
レビュー情報
遊女の世界を描いた作品としては、よくありがちなストーリーで、とりたてて目新しさは感じられない。黒澤明の遺稿で初のラブ・ストーリーというだけで、果たしてなぜ今映画化したのか、大いに疑問の残る作品だと言える。江戸時代の深川に展開される人間ドラマに、どれほどの深い意味を持たせられたのだろうか。往年の活力を失った熊井啓の演出は上滑りをするばかりだ。クライマックスの豪雨のシーンはいかにも黒澤らしく豪快だが、そこで展開される作劇とのズレを感じるのは私だけだろうか。それにしても惚れっぽい娼婦役の遠野凪子は、大半のシーンが泣き顔ばかりで、ほとんど演技らしい演技をしていないのには困ったもので、さっぱり印象に残らない。むしろ少しも娼婦に見えない清水美砂の、相変わらずぶっ飛んだ存在が痛快で、このつまらない作品を救っている。
ドラえもんさん 6点(2002-09-13 00:46:32)
その他情報
作品のレビュー数 17件
作品の平均点 5.00点
作品の点数分布
000.00%
115.88%
215.88%
315.88%
4211.76%
5423.53%
6529.41%
7317.65%
800.00%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.68
このレビューの偏差値 53.54
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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