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家族に愛されたいと願う父親と、大人になる事を拒否したかように生きる三人の元天才児とを巡る、一種のお伽噺。ここに登場する人物はいかにも個性豊か・・・と言うよりもかなりクセのある、要するに意思の疎通を欠いたダメ人間ばかり。個々のファッションのこだわり方などは、実にバラエティに富んでいて、そのことでアイデンティティーを確立しているようでもある。で、ストーリーはと言うと、大部分が様々なエピソードを章仕立てで語られていくと言う正統派的なところが、むしろユニークだとも言える。かなり高く評価されている作品だが、本当の面白さを理解しえていないというのが正直な感想だ。ここで描かれるテネンバウム家にこよなく愛着を感じるか否かで、大きく評価が分かれる類の作品だと思う。
【ドラえもん】さん 6点(2002-12-25 18:03:29)
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