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早朝の車道でいきなり横転する車があったと思えば、その後からやって来た車は古びたピアノを道路端に棄て去って行く。そして車の修理にキーを預けに来た謎めいた美女・・・。この唐突かつシュールな出来事で、我々は一気に物語に引きずり込まれてしまう、実に見事なオープニングだ。女姉妹ばかりの中で育ってきた主人公バリーは、自分を表現するのが苦手な為、俗に言うキレやすい性格だが、年頃の彼の事が何かと心配のタネでもある姉たちには、気後れしてしまうという小心者でもある。劇中の大半を青色のスーツ(決して紺色ではない)に身を包んでいることで、バリーの風変わりな性格が端的に表現されていて、面白い。そんなオクテの彼の前に現れたのが、やはりE・ワトソン!こういった一風変わった男を優しく包み込む女性という役どころは、現段階において彼女しかいないのでは・・・と思わせるぐらいハマっている。オーソドックスのようでいて、やはりどこか新鮮味を感じるラブ・ストーリーで、後味は最高。
【ドラえもん】さん 8点(2003-10-17 00:33:14)
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