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青春モノとしても戦争物としてもとらえられない中途半端な作品です。独白と自然描写が眠気を誘います。ビデオで観たのですが、38分過ぎまで戦闘シーンは始まらないし、ほとんどのシーンを二倍速で観てました。上陸用舟艇が島をめざすシーンでの海の青さと、上陸した後、兵士の視線から何度も繰り返される空の青さが印象に残りましたが、そういうものを観たくて借りたのではないので失敗でしたね。日本兵が皆裸で、戦闘帽もヘルメットもかぶらず、やたらに合掌して座っている姿を描くのは不自然極まりないですね。もっとコーディネートをしっかりしてほしいものです。1942年当時であれば、いかに"餓島"であっても、まだ日本兵の装備はマシだったはずです。この映画と「プライベート・ライアン」を比較しての論争を見ていると、「プラトーン」と「ハンバーガー・ヒル」との比較論争を思い出します。でも、私個人の意見は、この映画を戦争物と決めつけてしまったのが失敗で、中途半端な青春モノと位置づけるのが正解かと思います。「コラテラル・ダメージ」でCIAのコロンビア工作員をしていたイライアス・コティーズが、こちらでは正反対の落ち着いた役だったのが印象的でした。ニック・ノルティはうるさかったね(苦笑)。
【オオカミ】さん 5点(2002-11-01 00:00:20)
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