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白熱(1949) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 白熱(1949)
製作国
上映時間114分
劇場公開日 1952-12-25
ジャンルアクション,ドラマ,モノクロ映画,犯罪もの,バイオレンス
レビュー情報
極悪非道。徹底してます。母親が牛耳ってるという構図は30年代に実際にいたバーカー一家(ロジャー・コーマン『血まみれギャングママ』の元ネタ)ってのがあるんだけどこの母親への依存度の異常さの徹底が極悪非道さをリアルにしている。この異常な依存があるから潜入捜査官への強固な信頼がまたリアルとなる。サミュエル・フラー『東京暗黒街・竹の家』のその関係が変質的であったように、構築されるはずのない関係が構築されるにはそれなりの理由が必要でその影には異常さが不可欠なのだ。仲間であっても殺すことになんの躊躇も感じない非道ぶりを見せつけているので潜入捜査官とのやりとりは常にドキドキもんなのだがそこはネチネチいかず意外に淡白。そのぶん怒涛の反社会行為がテンポ良く襲い掛かる。最後の石油コンビナートはたしか鈴木清順『悪魔の街』でも使われてたけど、この映画が後の多くの映画に多大なる影響を与えたであろうことは見ればすぐわかる。インパクトが凄まじいのだ。強烈なキャラクターとしての最善の最期がとどめを刺す。
R&Aさん [映画館(字幕)] 9点(2010-07-16 15:18:13)
その他情報
作品のレビュー数 20件
作品の平均点 7.30点
作品の点数分布
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6315.00%
7420.00%
8525.00%
9315.00%
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作品の標準偏差 1.73
このレビューの偏差値 55.65
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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