| 作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 導入部がいきなりモノクロ映像で、古典的なドラキュラ映画の記憶を喚起させてくれて「これはいいかも!」と思ったのだが・・・・・・後ろへ行けば行くほど何だか面白みのない作品だった。ヘルシングの苦悩とかも全然描かれないままバトル。バトル。バトルで、緩急がない。戦うシーンが同じような感じで繰り返されるので、最後のほうでは飽きてくる。ドラキュラの花嫁たちがやたらと変身しながら、瞬間移動で戦うのが最初は面白かったのだが、何度もそればっかりでもういいやと思った。せっかく武器発明係のカールというキャラがいるのだから、「どこに持ってたんだよ!」というツッコミが入ることを承知で、もっと新しい武器を登場させるとかしてほしかった。まあ、あまりにキャラが違うせいで、カールがファラミアに見えることがなかったのが救いだった。アナはホラーの闇に映える美人だったが、衣装がイマイチ。画面も暗いし、アナの兄とヘルシングが見分けがつかないかと危惧したが、そうでもなかったので良かった。冒頭から意味ありげに登場した村人のリーダーみたいな人も、フランケンシュタインも、せっかくのキャラがもったいないなぁ~という感じ。十字架も聖水も銀の杭も効かないドラキュラの弱点はこれだった!というのが出てきたが、どうしてそうなるのか納得できなかったし、ヘルシングの正体?もなんだかなぁという感じがした。ラストシーンもパッとせず、心に残らなかった。音楽だけで、場面を盛り上げようとしないで欲しい。
【ルクレツィアの娘】さん 4点(2005-01-06 09:38:25)
その他情報
|
© 1997 JTNEWS |