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狼たちの午後 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 狼たちの午後
製作国
上映時間125分
劇場公開日 1976-03-13
ジャンルドラマ,犯罪もの,実話もの,同性愛もの
レビュー情報
《ネタバレ》 音楽がない。でもそれは決して不自然と言うわけではなく、この映画には音楽が無いという事が一番しっくりくる音楽のような気がした。そして、その音楽が無いと言う事が映画というより生中継のニュースを見ているような気分にさせた。淡々と進むストーリーは、実話だけにとてもリアルで、不気味だった。しかし、逆にその不気味さがとても良かった。そして、強盗は延長戦になり、犯人と人質との間に不思議な延滞感が生まれ、人質は犯人が上手く逃げれる事を願い、犯人は人質たちを無傷で解放したいと願うようになる。しかし、ラストでソニーが逮捕されると、人質たちはさっきまでの連帯感が嘘だったかのように、ただの被害者になる。やはり結局は自分が“助かる”事を前提に置いた連帯感だった。それがやはり人間らしいと言えば人間らしいのだが、でも簡単に壁を作り、簡単に被害者ぶる事ができる人間の心が悲しい。
ボビーさん 7点(2005-01-16 19:05:01)
その他情報
作品のレビュー数 161件
作品の平均点 7.14点
作品の点数分布
000.00%
110.62%
210.62%
310.62%
495.59%
5169.94%
62314.29%
74125.47%
83119.25%
92616.15%
10127.45%
作品の標準偏差 1.74
このレビューの偏差値 49.55
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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