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ビルマの竪琴(1956) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ビルマの竪琴(1956)
製作国
上映時間116分
劇場公開日 1956-02-12
ジャンルドラマ,戦争もの,モノクロ映画,音楽もの,小説の映画化
レビュー情報
 昭和60年に作られたセルフ・リメイクのカラー版よりも感銘はこちらの方が遙かに深い。ストーリーや主要なカッティングに大差が無い以上、その差は明らかに役者の差と言えよう。水島を演じた安井昌二の善意溢れる好演は中でも光っており、リメイク版(中井貴一)との最大の相違点でもある。また、ヒューマンな井上中隊長を演じた三國連太郎の名演も特筆すべき素晴らしさ。何故なら、三國は「善魔」でデビューして以来「アブナイ」変質的な役柄を振られることが多く、類稀な演技力が裏目に出た感じだったのが、本作での見事な中隊長ぶりで一気に新境地を開拓し、役柄に幅が出る契機となったからだ。リメイク版の石坂兵ちゃんは…熱演は認めてもタイプとして異色の役を演じた訳ではないので矢張り劣ると言わざるをえまい。個人的に最も感動的且つ印象的な場面は、あのラスト…ではなくって、包囲された井上中隊が合唱する「埴生の宿」に唱和するイギリス軍の英語ヴァージョン「埴生の宿」!!音楽が国境を越えて相互理解を示した屈指の名場面だと思うんだが…。
へちょちょさん 8点(2003-01-24 12:54:34)
その他情報
作品のレビュー数 28件
作品の平均点 7.50点
作品の点数分布
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6310.71%
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8725.00%
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作品の標準偏差 1.40
このレビューの偏差値 52.55
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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