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めまい(1958) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 めまい(1958)
製作国
上映時間128分
劇場公開日 1958-10-07
ジャンルドラマ,サスペンス,ラブストーリー,ミステリー,小説の映画化
レビュー情報
高校生の頃、日曜洋画劇場でヒッチコックを特集した時観たのが初めてで、『裏窓』『知りすぎていた』『めまい』『ハリーの災難』の順で放送されたんだっけか。最初の2週は、うーむ、これは面白いゾ、と思って観てたのに、3週目はガラッと趣きを変え、この『めまい』という異色作。当時は正直あまり好きになれませんでした。が。後に観直すと、いやいや、これは凄い映画じゃないですか。これは追いつ追われつ式のサスペンスではなく、もっとまったりとしたロマンス仕立ての映画なんだけど、不可思議なストーリー展開を神秘性すら感じさせる映像世界が支え、独特の緊張感をはらんだ映画になっています。幅よりも奥行きを強調した構図。人物もカメラも、「左右」より「前後」の動きを強調してます。また特に屋内シーンでのカメラは執拗に低い位置に置かれ、それによって作り出される歪んだ構図もまた、この映画の忘れえぬ印象となっています。そして、やがてその先に見えてくる意外な真相。見事な映画です。
鱗歌さん 9点(2004-04-05 02:06:32)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 142件
作品の平均点 6.77点
作品の点数分布
000.00%
110.70%
200.00%
332.11%
464.23%
52114.79%
62920.42%
73826.76%
82114.79%
91510.56%
1085.63%
作品の標準偏差 1.67
このレビューの偏差値 57.96
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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