タイトル名	剣
製作国	日
上映時間	95分
劇場公開日	1964-03-14
ジャンル	ドラマ,モノクロ映画,スポーツもの,スポコンもの,青春もの,学園もの,小説の映画化

《ネタバレ》　思いつめ自ら命を絶った主人公、彼が必要としたのはあくまで自己完結、それのみであって、ラストシーンで剣道部員達が彼を理解し共感しようとするのは、余計な通俗化のようにも思えたのですが・・・ふと考え直して、これはこれで、映画らしい終わり方なのかもしれないなあ、などとも思ったり。映画の中で描かれる剣道部のトレーニング風景は規律正しく、非人間的でメカニックな動きのシーン。一方のラストシーンは、部員達が道場に静かに佇むシーンであり、主人公の一貫性を重視した生き方のもつ非人間性を象徴するシーンでありながら、映画全体の動的な印象とは対照的な、静的なシーンとなって、映画を締めくくる。確かに、こういうラストも、アリかもしれない。

作品のレビュー数	9件
作品の平均点	6.89点
作品の点数分布	0 0 0.00％ 1 0 0.00％ 2 0 0.00％ 3 1 11.11％ 4 0 0.00％ 5 0 0.00％ 6 1 11.11％ 7 5 55.56％ 8 1 11.11％ 9 0 0.00％ 10 1 11.11％
作品の標準偏差	1.73
このレビューの偏差値	50.37 ※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値