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左きゝの拳銃 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 左きゝの拳銃
製作国
上映時間102分
ジャンルドラマ,ウエスタン,モノクロ映画,伝記もの
レビュー情報
《ネタバレ》 几帳面というよりは神経質なまでのカメラの切り返しや場面転換、かなり張り切って撮ってるなあ、という印象を受ける、アーサー・ペン監督の劇場デビュー作。赤丸急上昇中の(←どういう意味なんだろう)ポール・ニューマンを主役に据え、ビリー・ザ・キッドの生涯を描く訳ですが、そういう手堅い演出の中に、意外性のある構図が光ります。写真撮影中で首を動かせないビリー(この写真は昨年オークションにかけられ、230万ドルで落札されたそうな)と仇の男との緊迫したやりとり。斃れた男の横に立ち続けるブーツのユーモラスな残酷さ。ラストにおけるビリーと対峙するギャレット。はたまたポール・ニューマンも活き活きとビリー役を演じ切っており(こういう「過剰さ」には賛否両論もあるでしょうが)、本作を観ていると、『俺たちに明日はない』のペン監督、ここにあり、という感じもいたします(後付けの印象やろ、と言われりゃ、ま、そうなんですけど)。ただ、後半、ビリーが破れかぶれになっていくに従い、映画自体が破れかぶれというかゴチャゴチャした印象になってしまうのは、ちょっと残念でもあるのですが・・・。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-07-15 09:22:10)
その他情報
作品のレビュー数 9件
作品の平均点 6.11点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.87
このレビューの偏差値 74.68
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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