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ブレードランナー/ファイナル・カット のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ブレードランナー/ファイナル・カット
製作国
上映時間117分
劇場公開日 2007-11-17
ジャンルアクション,サスペンス,SF,シリーズもの,犯罪もの,刑事もの,小説の映画化
レビュー情報
『ブレードランナー』と『地獄の黙示録』。・どちらも有名な小説を元にしながら、小説とはかけ離れており(違いを探すより共通点を探す方が…)、・どちらも観かける度にバージョンが異なり(笑)、・どちらもあまり中身があるような気がしない作品だけど、・どちらも逆らい難い禁断の魅力がある。 と、自分の中では独特の位置を占める2作品なのですが。むかしある知り合いが、「サイバーパンクってのは“間違ったニッポンが出てくるSF”のことでしょ」と、勿論これは冗談で言ってたのですが、この元にあるのは要するに、『ブレードランナー』という映画の持つ「イメージ」とその影響力、なのですな。本当にイメージ力の強い映画だと思う。内容(物語)はむしろ、小説よりも平凡だとは思いますが。しかし、ハリソン・フォード演じる主人公デッカードのボンクラぶりと対照的に、無表情ながら悲哀と存在感を示す4人のレプリカント(この言葉を創造しただけでも本作は不滅だと思う)。ラストのルトガー・ハウアーとの死闘は、とにかく出色。およそ何も生み出さず何も解決することのない絶望的な闘いが、最後に「何か」を生み出してひっそりと終わる。全体的にはかなり“ビョーキ”な作品ですけれど、やっぱりイイなあ、と思うのです。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2012-02-26 08:50:36)
その他情報
作品のレビュー数 90件
作品の平均点 7.62点
作品の点数分布
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211.11%
300.00%
433.33%
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688.89%
71820.00%
81213.33%
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102224.44%
作品の標準偏差 1.94
このレビューの偏差値 53.66
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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