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告発のとき のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 告発のとき
製作国
上映時間121分
劇場公開日 2008-06-28
ジャンルドラマ,サスペンス,犯罪もの,ミステリー
レビュー情報
トミー・リー・ジョーンズの武骨な顔に、抑えた表情。これがいいのです。感情をぶちまけることなく抑えているからこそ、さらに抑制された「無表情な言葉」で語られる真相が、ショッキングなものとなります。真相そのものは、ミステリとして捉えるならば実にストレート、ある意味平凡なものかも知れませんが、同時にこの上もなく残酷なものでもあります。そして、映画で繰り返される、息子との電話での会話、断片的な動画、そして道端の何かを捉えた写真、といったものが、最後に明らかになった真相とともに、強烈な意味をもって迫ってくる、その衝撃。悲惨な戦場と猥雑なアメリカとをつなぐのは、「息子」たちの無意味な死であった、ということ。やはり「息子」の母親である女性刑事を配置するなど、人物設定も上手く、見事な作品でした。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-11-03 23:36:58)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 59件
作品の平均点 6.81点
作品の点数分布
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446.78%
5813.56%
61118.64%
71627.12%
81322.03%
9610.17%
1011.69%
作品の標準偏差 1.44
このレビューの偏差値 55.69
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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