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007/リビング・デイライツ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 007/リビング・デイライツ
製作国英,米
上映時間132分
劇場公開日 1987-12-19
ジャンルアクション,サスペンス,アドベンチャー,シリーズもの,小説の映画化,スパイもの
レビュー情報
ティモシー・ダルトンって、ボンド役として一番、存在感がない。1本で降板すりゃネタにもなるんですけど(実際なってるんですけど)、2本ってのが半端。それに、ボンド役が似合って無けりゃ、それはそれで一つの存在感にもなり得るんですが、しっかりハマっちゃってるんですね。クールで、でも愛嬌もあって、若くてちゃんと動ける。見事にワンポイントをこなした中継ぎピッチャー。残念ながらヒーローインタビューには呼んでもらえません。
作り手の方も、新生ボンドに慎重になってたんですかね。監督も続投だし、ある程度のイメチェンを図っているとは言え、ロジャー・ムーアのボンドが言いそうなこと・やりそうなことをさせている感じも残っているし(スパイ仲間が殺されて逆上するあたりは、ちょっと新鮮ですね、ロジャー・ムーアならもうちょっと落ち着いていそう)。
口笛に反応するキーホルダー、ってのが実にアホらしくって、このあたりは路線踏襲、といったところ。
ソ連ネタってのが賞味期限ギリギリな上、終盤でお話がアヘン取引にスケールダウンしてしまうのは、スパイ映画としてどうなのよ、とも思うのですが、ま、そもそも、このシリーズ自体がスパイ映画と言えるかどうか。派手なアクションこそがお楽しみ、とくれば、冒頭のスカイダイビングから、クライマックスの飛行機にぶら下がる空中戦まで、手を変え品を変え楽しませてくれます。ただ、終盤のクライマックス前は、ややもたついた感じも。
このシリーズの魅力に、荒唐無稽な残酷さ、ってのがあって、本作でもアホは武器がいろいろと使用され、殺す場面があればわざわざ念を押すように殺される場面がある。そういうのは健在だな、と。
鱗歌さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2018-06-02 17:37:21)
その他情報
作品のレビュー数 68件
作品の平均点 6.85点
作品の点数分布
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100.00%
200.00%
311.47%
400.00%
51217.65%
61623.53%
71927.94%
81217.65%
922.94%
1068.82%
作品の標準偏差 1.50
このレビューの偏差値 50.66
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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