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ダウト ~あるカトリック学校で~ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ダウト ~あるカトリック学校で~
製作国
上映時間105分
劇場公開日 2009-03-07
ジャンルドラマ,ミステリー,学園もの,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
教皇が変わり、カトリックの世界が新しい時代を迎えつつあった頃。開かれた教会を目指す神父と、ガチガチの古い価値観に縛られたカトリック学校の校長の対立から、“疑惑”が生まれ、争いへと発展していく。後半のトークバトル(?)は手に汗握るほどで、見ごたえあり。こりゃほとんど“エクソシスト”の世界ですね。どっちが悪魔? それはワカラナイ(いや、一応ワカルけど)。演出で、雨、風、雷といった自然アイテムに頼り過ぎる点(頼り過ぎると言って悪ければ、人工的過ぎる。さすがに滑稽に見えちゃイカンよね)がちょっと気に食わないのだけれど、それでもラストの雪景色は、美しいと同時に、すべてが一変したコトを見事に象徴しており、この後の「オチ」とともに非常に印象的です。本当に苦しんだのは誰なのか。疑惑。いや“不信”というべきかもしれません、この“不信”という病・原罪に縛られ続ける、人間というものの存在の哀れな姿を浮き彫りにします。
鱗歌さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2010-02-01 02:13:09)
その他情報
作品のレビュー数 55件
作品の平均点 7.18点
作品の点数分布
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535.45%
61323.64%
72138.18%
81018.18%
959.09%
1035.45%
作品の標準偏差 1.21
このレビューの偏差値 55.61
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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