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2012(2009) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 2012(2009)
製作国米,カナダ
上映時間158分
劇場公開日 2009-11-21
ジャンルサスペンス,SF,パニックもの
レビュー情報
膨大なデジタルデータ群が織りなす、壮大なるマスゲーム。とかく大味な印象を受けがちなCGスペクタクルシーン、本作ではむしろ「よくこんな細かいところまでCGに盛り込んだものだ」と感心してしまうのですが・・・ですが、何となく物足りない。多分、「音」が、弱いから。そりゃま、豪快で景気のいい効果音がかぶられてはおりますけど(だから、あまり「音」が弱い、なんて言うと、「そりゃお前んちのオーディオシステムがヘボいんだろ、と言われそうですが)。しかし、やっぱり、映像にばかり力点がおかれて、効果音が一本調子なのは、事実だと思います。例えば『激突!』におけるあのカタストロフの、まるで叫びのような軋みの効果音。あれが有るか無いかで、『激突!』という作品の印象は、大きく変わっていたハズ。あるいは『ダイ・ハード』のすさまじい爆発音。あのような印象的な「音」が無い、この『2012』とい作品、いくら派手に破壊や大災害が描かれようと、いやむしろ映像が派手に、かつ精緻に描かれれば描かれる程、そこに妙な“静寂”を感じてしまう。そこが物足りない、と同時に、本作のスペクタクルシーンがもつ、独特のカラーと言えるのかも知れません。なお、作品自体は、あの退屈な『デイ・アフター・トゥモロー』とは違って、「主人公の行く先行く先、大災害がテンポよく都合よく、時間差攻撃してくる」という非常に行き届いたサービスが盛り込まれていますので、長い映画ですが楽しめます、ハイ。
鱗歌さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2010-06-28 22:33:00)
その他情報
作品のレビュー数 168件
作品の平均点 5.53点
作品の点数分布
010.60%
195.36%
252.98%
374.17%
41710.12%
53420.24%
64325.60%
73520.83%
8105.95%
921.19%
1052.98%
作品の標準偏差 1.95
このレビューの偏差値 53.85
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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