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ラスト・ターゲット(2010) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ラスト・ターゲット(2010)
製作国
上映時間105分
劇場公開日 2011-07-02
ジャンルアクション,サスペンス,犯罪もの,ハードボイルド,小説の映画化
レビュー情報
ジョージ・クルーニーが寡黙に職人さんを演ってます。冒頭で意表をつかれるものの、イタリア南部の小さな村を舞台にした静かな映画です。ただしこの主人公、職人さんとは言っても、彼が作るのは怪しげな組織のための怪しげな暗殺用の武器、だもんで、静けさの裏に緊張感もはらんでおります。これぞハードボイルド、といった感じで、セリフが少なく、ジョージ・クルーニーは黙々と筋トレを行ってみせ、あるいは黙々とタップを切ったりボール盤を回したりの作業を行ってみせる。その不愛想さがイイんですね、彼と娼婦との、恋愛と言ってよいのかどうかの微妙な関係に、微妙な緊張感をもたらして。
完成した武器の試射を森で行う場面で、離れた場所に標的を置いてくる、という、物語の上では重要とも言えぬ一連の動作を、時間をかけて描いてますが、ひとつには、この「場所」をしっかり描きたかったのでしょうか。この森こそ、彼にとって、そして恋愛映画でもある本作にとって、重要な場所なのだから。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-05-01 08:51:22)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 30件
作品の平均点 5.40点
作品の点数分布
013.33%
100.00%
213.33%
3413.33%
4516.67%
5516.67%
6516.67%
726.67%
8516.67%
913.33%
1013.33%
作品の標準偏差 2.23
このレビューの偏差値 55.23
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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