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ダウト ~偽りの代償~ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ダウト ~偽りの代償~
製作国
上映時間105分
ジャンルドラマ,サスペンス,法廷もの,犯罪もの,リメイク
レビュー情報
《ネタバレ》 しばらく自分の脚本で映画を撮っていなかったピーター・ハイアムズが、久しぶりに「監督・脚本」でクレジットされた作品。ついでに撮影監督も兼ねて、3点セットそろい踏み。
どういう風の吹き回しで脚本も書いたのか、しかしこの作品、『カプリコン・1』のハイアムズが帰ってきた!という感じがして、嬉しくなります。ハイアムズ作品は正直、ストーリーだけを見ると『カプリコン・1』はあまりオモシロくは無くって、もしかしてオモシロい映画を撮るためにはストーリーはオモシロくてはダメなのだ、という考えでも持ってるんじゃないか、と思えてくるのですが、今回はちゃんと、オモシロさを意識して脚本が書かれています。少々、やり過ぎで、いくらかスベってる気もしないではないですが・・・
もちろんこれは「映画」ですから、ストーリーが面白いとか何とか言ったところで、それは作品の魅力の一部でしかなく、それを作品の中でどう見せてくれるか、がやっぱり楽しい訳です。今回の作品、法廷モノではあるのですが、にも関わらず、まさかまさかのカーチェイスが登場し、しかもそれをクルマ目線で描いた「車載カメラ」の映像で描いている! 『カプリコン・1』『シカゴ・コネクション~』『プレシディオの男たち』のアレですよ。『ハノーバー・ストリート~』だって、そこに含めてよいと思います。ああ、帰ってきたハイアムズ。
駐車場で自動車に襲われるシーンは、まるで自動車が意志を持ったものであるかのような動きを見せ、これなんかも『カプリコン・1』における、ヘリ同士が会話するかのような動きを思い出したりもします。さらには『ザ・カー』・・・はハイアムズじゃなかったですね。
肝心の結末をどう見せればよいか、映画の作り手側がよくわからなくなってしまっている点も、ちょっと『カプリコン・1』を思い出してしまった。
まあ、今回の作品は、似ても似つかない題材ではあるんですが。
ストーリーがオモシロいとか言いながら、どういうオハナシかはちっとも書けていませんが、それは見てのお楽しみ、すみません。
マイケル・ダグラスのイヤらしさも、ピカイチ。
8点は多分、甘すぎなんだろうけれど、でも。
鱗歌さん [インターネット(字幕)] 8点(2025-05-11 18:49:27)《新規》
その他情報
作品のレビュー数 7件
作品の平均点 6.71点
作品の点数分布
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4114.29%
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6228.57%
7114.29%
8342.86%
900.00%
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作品の標準偏差 1.39
このレビューの偏差値 56.70
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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