Menu
 > 作品
 > カ行
 > カンパニー・メン
 > 鱗歌さんのレビュー
カンパニー・メン のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 カンパニー・メン
製作国
上映時間104分
劇場公開日 2011-09-23
ジャンルドラマ
レビュー情報
会社を解雇される人たちのお話が並行して描かれます。もちろん解雇されたら誰だってシャレにならないけれど、エリートである程、立場が上である程、その落差も大きくなる。中心的に描かれるのは、真っ先に解雇される中堅社員。演じるはベン・アフレック、冴えない役をやらせたら天下一品ですね。この時点で閉塞感バリバリの実に身につまされる作品が約束されております。奥さんや子供たちがしっかりしているが故に(だからこそ主人公もホントはもっとしっかりしなければならないが故に)切羽詰まった辛さが滲み出てます。中盤、主人公が家中のガラクタを出してきて妻の前で弱音を吐く場面で、ただでさえ曇った主人公の顔にはさらに木陰がかかり、ドヨ~ンとしているのに対し、涙を浮かべて彼の顔を見上げる妻の顔には明るい光が当たっていて、勇気づけられるのですね。いいシーンです。いい奥さんです。で、その後どうなるかってえと、脇役のケヴィン・コスナーが美味しい役柄を持って行っちゃうのですが(笑)。結局のところ、不安の現代に生きる我々、大きな成功を手にせず小さな不安の数々を抱えて生きるか、成功を手にしてひとつの巨大な不安を抱えるか。このラストがハッピーエンドと言えるか否かは、価値観にもよるし、気の持ちようにもよる訳で。そういう意味では、主人公がどんな選択をしようと、ハッピーエンドにでも何にでもなり得る、ということですな。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-11-30 17:02:09)
その他情報
作品のレビュー数 25件
作品の平均点 6.40点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
314.00%
414.00%
5312.00%
6832.00%
7624.00%
8624.00%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.30
このレビューの偏差値 59.52
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
カンパニー・メンのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS