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血染の代紋 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 血染の代紋
製作国
上映時間87分
劇場公開日 1970-01-31
ジャンルアクション,ドラマ,ヤクザ・マフィア
レビュー情報
《ネタバレ》 バラック小屋が立ち並ぶ臨海地帯に目をつけ、住民たちを立ち退かせようと狙う経済ヤクザ。その地上げというヤな仕事を任されてしまうのが、菅原文太演じる弱小組の組長で、板挟みとなる彼の苦悩が描かれる訳ですが。
彼の右腕とも言うべき待田京介(親がバラック街に住んでおり、さらに板挟みに)、あくどいライバル組組長に渡辺文雄、と、これだけでも充分に役者がそろっているようにも思うのですが、さらに文太の幼馴染みの梅宮辰夫、文太の兄貴分の鶴田浩二、バラック街にふらりとやってきたプロレタリアートの仙人みたいな長門勇、と、何本かの映画に分けられそうなネタが贅沢に押し込まれていて、これはもう欲張り過ぎでしょう。
そこまで欲張って、多数登場させたキャラたちを、物語は、これでもかと抹殺していきます。本当に容赦がない。実録路線映画を彷彿とさせる暴力的な演出が光ります。
結局、最後にすべてを飲み込み、最後に勝つのは、「経済」という怪物、なのでした。
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-08-09 14:47:31)
その他情報
作品のレビュー数 2件
作品の平均点 7.00点
作品の点数分布
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