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グラン・プリ(1966) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 グラン・プリ(1966)
製作国
上映時間180分
劇場公開日 1967-02-01
ジャンルアクション,ドラマ,スポーツもの
レビュー情報
空撮や車載カメラを駆使した圧倒的なレース・シーンが何と言っても見どころ。それも、レースを描くとは言っても「追いつ追われつ」あるいは「時間との勝負」みたいな“アクション”の作品と言うより、走っている「クルマ」そのものを描き、言わばクルマの持つメカニックなカッチョ良さそのものを描いた作品、とでも言いますか。作中で用いられる画面分割の手法ですら、動きや多層性の表現よりも、クルマへのフェティッシュな愛着の表現にしばしば用いられています。で、レースシーンの合間には、レーサーや、レースに関わる人たちの人間模様が描かれ、それは主に男女のイチャイチャあるいはドロドロなので正直どうでもいいのですが(笑)、そこにはまた、体に傷を受けた者もいれば心に傷を受けた者もいて、あるいは戦争に敗れたが再び世界に挑戦しようとする日本人実業家の姿もあって。しかし、いざレースが始まれば、そこにあるのはレースの力学のみ、各自の思いなどと無関係に勝敗が決し、時には生死が決する。と言う訳で、レースとは「お祭り(=非日常)」なんだぜ、どうだ参ったか、という映画ですね、いや参りました。
鱗歌さん [DVD(字幕)] 8点(2011-04-17 12:29:54)
その他情報
作品のレビュー数 24件
作品の平均点 7.58点
作品の点数分布
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414.17%
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628.33%
7729.17%
81041.67%
9312.50%
1014.17%
作品の標準偏差 1.19
このレビューの偏差値 52.96
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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