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去年マリエンバートで のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 去年マリエンバートで
製作国仏,伊
上映時間94分
ジャンルドラマ,モノクロ映画
レビュー情報
この作品を見てると、何となくムンクの絵画を想い出しちゃったりします。例えばあの、「生命のダンス」の、生命感の無さ(笑)。
映画にしては人物の動きが乏しく(まるで調度の一つとして存在するような)、しかしカメラはその壮麗ながらも空虚な雰囲気の中を、緩やかに動き続けたりして、どこまでも、落ち着かない感覚。噛み合わない視線。
話によれば、一応は整合性みたいなものを内在しているらしく、謎解きをすれば出来なくは無い、というコトなのかも知れないけれど、私のような不真面目な人間には手に余るので、分析してみようなんて気は全く起こりません。例えば、セリーがいくら厳格なルールに基づく作曲技法であったとしても、それが聴き取れないのでは、如何ともし難いワケで・・・。
菊地秀行さんが著書(「怪奇映画ぎゃらりい」)の中で、怪奇映画ベスト100の一本としてこの作品を挙げてたような記憶が何となくあるのですが、確かにこの作品、そういう楽しみ方が一番楽しめるような気がします。
鱗歌さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-01-30 10:07:54)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 25件
作品の平均点 6.96点
作品の点数分布
014.00%
100.00%
200.00%
328.00%
428.00%
5312.00%
628.00%
728.00%
8312.00%
9520.00%
10520.00%
作品の標準偏差 2.69
このレビューの偏差値 50.06
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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