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地上より永遠に(1953) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 地上より永遠に(1953)
製作国
上映時間118分
劇場公開日 1953-10-18
ジャンルドラマ,戦争もの,モノクロ映画,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 ふた組の男女の物語、それも「体目的以上、恋愛未満」みたいなちょっと微妙な関係のふた組の物語をうまく絡め合う見事さ。またその脇を固める登場人物たちそれぞれの存在感、物語への絶妙の関わり、といったこともあって、グイグイ引き込まれる映画ですね。見ようによっては、ボクシングをやるのやらないのとかいうツマランことでイジメが横行する平和ボケの軍隊に対して、どこかの国が空爆で鉄鎚を下す、という物語にも見える? まあ、それはともかく、イジメに黙々と耐え続ける主人公、その描写がステレオタイプであればあるほど、主人公の背景というか、彼の「伝説性」が高まるわけで、「いったい彼はどれほどスゲーやつなんだろうか」と思えてくるのだけど、結局はボクシンググラブをはめることもなく、ラスト、どっちかと言えばツマラナイことで命を落としてしまう。伝説が伝説のまま封印されるときの、その無念さと虚脱感。いいですなあ。少し残念な点としては、途中で死ぬキャラとそうでないキャラが、観てておおかた予想がついてしまうという、「出来すぎ感」ですけどね、えへへ。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-08-17 11:02:02)
その他情報
作品のレビュー数 31件
作品の平均点 5.90点
作品の点数分布
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213.23%
339.68%
426.45%
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6619.35%
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作品の標準偏差 1.82
このレビューの偏差値 56.33
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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