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ファースト・コンタクト/STAR TREK のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ファースト・コンタクト/STAR TREK
製作国
上映時間110分
劇場公開日 1997-03-15
ジャンルアクション,サスペンス,SF,アドベンチャー,シリーズもの,特撮もの,TVの映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 最強の敵、ボーグによる侵略が開始された!という訳で、最初の方では(ちょっとだけ)スターウォーズばりの戦闘シーンなどもあったりするのですが、基本的に、事態がどうなったとか、ボーグの狙いがどこにあるとか、断定型のセリフでもってオハナシが進むので、活劇としての面白さが欠落しています。この理屈っぽさが、スタートレックの特徴でもあり限界でもあるのかな、と。
で、反撃を受けたボーグは時間の渦に飛び込んで過去の地球に向かい、人類すべてをボーグに同化して(同化って何?)その後の歴史を塗り替えてしまう。唯一、同時に時間の渦に飛び込んだエンタープライズ号の面々だけがこの歴史の変更の影響を免れ、ボーグの野望を阻止すべく、過去の世界で戦いを挑む。
こんな簡単にタイムトラベルできるんなら、ボーグはもっと早く、エンタープライズに見つかる前にこっそり過去に行けば良かったのでは?というのは不問にするとしても。
その過去世界(今の我々から見たら未来です。第4作みたいなマヌケな事にはなってません)で、エンタープライズ号内にボーグが侵入するという危機的事態に。ついには自爆装置を起動してエンタープライズ号を放棄することになるのですが、そもそもこのエンタープライズ号は、どのくらいの規模の船で、内部にどういう船室があって、何人くらいのクルーが乗ってて、、、といった基本的なイメージが、この作品単体で見る限り全く掴めないので(ここまでのシリーズを見てれば掴めるのかも怪しいが)、特にコレといった感慨も湧きません。かろうじて、室内に一人残ったピカードの姿が、僅かにその無念を感じさせるくらい。
だいたいこのテの展開で自爆装置を起動したら、音声でのカウントダウンが始まるもんですが、この作品では「音声警告はありません」とのこと。ちょっと新鮮ではありますが、時間が迫ってくる危機感が皆無、ってのもどうしたもんだか。
結局、自爆装置はボーグに改造(?)されたデータによってアッサリと停止されてしまうのですが、このシーンもあまりにアッサリしていて印象が薄く、映画見終わってから「あれ、そういや自爆装置って、切ったんだっけ?」と一瞬、不安になってしまった(笑)。
この映画、中盤のムダな問答を削ってでも、もう少し描くべきものがあったんじゃ、ないのかなあ。
鱗歌さん [インターネット(字幕)] 4点(2021-09-12 07:57:08)
その他情報
作品のレビュー数 22件
作品の平均点 6.91点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
314.55%
414.55%
529.09%
629.09%
7836.36%
8627.27%
914.55%
1014.55%
作品の標準偏差 1.56
このレビューの偏差値 38.11
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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