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灰とダイヤモンド のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 灰とダイヤモンド
製作国ポーランド
上映時間102分
ジャンルドラマ,戦争もの,モノクロ映画,政治もの,小説の映画化
レビュー情報
この作品が何故これほど、ツラく哀しいのか、それは、歴史に使い捨てされる、消耗品としての人間、その最後の静かな、しかし精一杯の生のアガキがここにあるから。戦時下で死んでいった者がいれば、死にそびれた者もいる。一方では彼らをヨソに、新しい世界が始まりつつある。「死にそびれた」主人公は、若くしてすでに年老いているようにも見える。虚しい殺人。死体を見下ろす花火。せめてあのように華やかに散ることができればよいのだが・・・。ひとつの時代の終焉を描き、時に見せる、すべてを透視するような冷徹なカメラの視線が、なんともコワイ。そう、これはコワイ映画だ。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2007-11-22 07:34:51)
その他情報
作品のレビュー数 35件
作品の平均点 7.66点
作品の点数分布
012.86%
100.00%
200.00%
300.00%
438.57%
500.00%
6514.29%
7411.43%
8925.71%
9411.43%
10925.71%
作品の標準偏差 2.22
このレビューの偏差値 54.77
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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