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アウトロー(1976) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 アウトロー(1976)
製作国
上映時間135分
劇場公開日 1976-08-07
ジャンルアクション,ドラマ,戦争もの,ウエスタン,小説の映画化
レビュー情報
南北戦争を背景に、家族を殺されたひとりの男の逃避行&復讐譚、という体裁ではあるのですが、アメリカの歴史のさまざまな暗部が、そこには織り込まれています。一筋縄ではいかない作品です。南北戦争の陰では多くの民間人が非道なる暴力の犠牲となり、さらにその陰には迫害を受け続ける先住民がいる・・・。さすがにアレコレ詰め込みすぎで、散漫の一歩手前、という感じが無きにしも非ずですが、それがこの映画の場合、決してヤな感じではありません。映像的にも、背景・奥行きへ配慮した丁寧な作りとともに、時に挟まるアヤしげなレオーネ風味など、大胆な演出もしっかり織り交ぜ、まさに大作の風格を備えた作品となっています。印象的な陰の演出。イーストウッドの表情が見えにくいので、ますます画面に目をこらしてしまう! ずるい(笑)。でもその分、ラストの一騎打ちはまさにイーストウッド怒りの表情の見せ所、震えがきてしまいました。ところで歴史の暗部と言えば、「イーストウッドをタブラかすソンドラ・ロック(?)」というハリウッド史の暗部(??)すらも、この映画には反映されていると言う・・・。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-06-12 23:16:38)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 41件
作品の平均点 6.71点
作品の点数分布
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449.76%
537.32%
61434.15%
7921.95%
8512.20%
937.32%
1037.32%
作品の標準偏差 1.58
このレビューの偏差値 55.17
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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