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大殺陣 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 大殺陣
製作国
上映時間118分
劇場公開日 1964-06-03
ジャンルアクション,時代劇,モノクロ映画
レビュー情報
《ネタバレ》 リアリティ重視路線と、この“大殺陣”なるコケオドシのタイトルとは、なかなか両立しづらいもんでして、実際、クライマックスの大立ち回りは、必ずしも効果的とは言えず、ほとんど収拾のつかないカオスと化しています。ほとんど『トランザム7000VS激突パトカー軍団』並みのカオスですよ、これは。と言う訳で、効果的であろうがなかろうが見どころには違いなく、よくぞこれだけのカオスを演出したものだ、と感心します(と、何でも褒めておく)。本作は、クライマックスに至るまでの物語も、単なる「主人公+その他大勢」ではなく、幾層にも編まれた群像劇になっていて、時代劇でありながら、まるで社会派の様相を呈しております。ここが本作のユニークなところでもあり、派手なタイトルの割に地味な印象を与える点でもあるのですが・・・。でまあ、何かとやりきれないエピソードが続いていく訳ですが、壮絶なクライマックスの後、平幹二朗がテロ完遂の役を買って出るというラストには、うーん私も、唐突な感じを受けました。何故、最後だけこんなサワヤカな作風にしてしまったのか。彼すらも“失敗”することでむしろ何かもっと大きな怒り、やりきれなさが“完成”するように思ったのだけど。しかも彼が向かっていくシーン、時代劇セットの向こうの方に近代建築が写ってしまっているように見えたのだけど・・・?
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-10-13 23:16:07)
その他情報
作品のレビュー数 14件
作品の平均点 5.50点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.64
このレビューの偏差値 55.60
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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