Menu
 > 作品
 > ユ行
 > 許されざる者(1960)
 > 鱗歌さんのレビュー
許されざる者(1960) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 許されざる者(1960)
製作国
上映時間125分
劇場公開日 1960-10-06
ジャンルドラマ,ウエスタン,小説の映画化
レビュー情報
なかなか異色の西部劇。とある平和な一家。バート・ランカスターもバリバリに爽やかだ。しかし、不気味な男の登場と共に、一家に暗い影が。妹オードリー・ヘプバーンは実は先住民の血が流れているらしいのだ・・・むむ。「氷点」みたいだなア。しかしこちらは、娘を虐める話ではなく、取り合いする話です。何しろオードリーだからな、ウン、気持ちはよく判るぞ。背景にある原罪意識、これは氷点と共通のテーマでもありましょう。ひっぱりだこのオードリーは、故無く選択を迫られる訳で、運命とは残酷なものであります。さてさて、見所はカイオワ族が襲ってくるシーン、やはり一軒家に閉じこもって多数の敵と戦うシチュエーションは、たまらんのう、うふふ。しかしカイオワ族の攻撃パターンが、はっきり言ってよくわからん。真剣に襲えっての。というわけで、アクションシーンが見所だったり、見所でなかったりするのが、ジョン・ヒューストンの良い所でもあり悪いところでもあるんでしょう(どっちだよ!)。ラストは、無難と言えば無難、後味が悪いと言えば後味が悪い。文芸作品と娯楽作品の境界で妥協してしまった憾みはありますが、当時としてはこの辺が限界だったのかも知れません(じゃあ現在はその限界は無くなったのか?)。
鱗歌さん 7点(2004-02-15 12:13:43)
その他情報
作品のレビュー数 20件
作品の平均点 4.45点
作品の点数分布
000.00%
1210.00%
215.00%
3210.00%
4525.00%
5420.00%
6315.00%
7315.00%
800.00%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.77
このレビューの偏差値 58.10
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
許されざる者(1960)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS