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座頭市血笑旅 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 座頭市血笑旅
製作国
上映時間87分
劇場公開日 1964-10-17
ジャンルアクション,時代劇,シリーズもの,小説の映画化
レビュー情報
座頭市の命を狙う5人組の男たち。思わぬ成り行きから、赤ん坊を父親のもとへ送りとどけることになった座頭市なのですが、赤ちゃんネタは鉄板ネタ、という訳で、例によって例のごとく珍道中と相成ります。そしてこれまたひょんなことから旅の伴となった、一癖ある女性。赤ん坊と女性の2人に座頭市が振り回される姿がユーモラスです。
それにしてもこの赤ん坊、名優です。コロコロ転がってるだけなんですけれども、観てる我々の頬を緩ませる。いやお見事。
イカサマ賭博を見破るシーンなんかもスゴイですね。座頭市のネチッこい喋り方に、突如、短いカットでの剣捌きが挿入され、ハッとさせられるのですが、ここでは座頭市が赤ん坊を抱いて簡単に身動きのとれないシチュエーションであるだけに、このシーンの意外性も倍増しています。
クライマックスでは、火のついた松明を持った敵に囲まれ、決死の死闘が繰り広げられます。座頭市の衣装にも燃え移り、まさかこれは怪獣映画でキグルミが延焼している場面みたいな「撮影事故」ではないのか、と思うくらいにハラハラさせられ、そんでもってあの、炎に照り返された座頭市の白目を剥いた表情、その迫力たるや。 
ところで金子信雄さんは、髪が生えてると若く見えますねえ。それでもしっかり、ワルそうですが。
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2017-08-16 07:43:07)
その他情報
作品のレビュー数 12件
作品の平均点 7.58点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.76
このレビューの偏差値 57.23
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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