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トゥルー・クライム(1999) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 トゥルー・クライム(1999)
製作国
上映時間127分
劇場公開日 1999-12-25
ジャンルドラマ,サスペンス,犯罪もの,小説の映画化
レビュー情報
今夜死刑を執行されようとしている囚人が、実は無罪なのではないか、と、ジジイなのにプレイボーイで敏腕のイーストウッド記者が奔走するオハナシ。たった半日で真相に辿り着けるのか、というサスペンスなんですが、とは言えイーストウッドが当の囚人に面会するのは映画のほぼ半分くらいのところ。そこは敏腕記者なので(というか亡きオネーチャン記者がすでに手がかりを掴んでいるので)残り半分でも簡単に解決!と思いきや、映画の残りのさらに半分で、手がかりを失い、さらにはこれまでの悪行がたたって妻からも三行半、どうしようもなくなってしまう。そう、やっぱりイーストウッド記者は「遅れてきた」のです。浮気に励み、気ままに取材にのめり込み、家族をないがしろにし、映画の前半をムダに費やして、それらの挙句に、この囚人が無実だという感触を持ちながらもはや手遅れ、という次第。「過去」の犯行の様相が異なる映像で繰り返し描かれ、徐々に明らかになっていきながら、「現在」はモヤモヤと膠着状態に。処刑まではもう時間がない・・・そしてここからがサスペンスの見せどころ。イーストウッドの男気の魅せどころ。「魔のカーブ」や「知り合いの変な浮浪者」など、映画前半の素材を織り込んでみせるのも、なかなかシャレたサービス。アクションは抑え気味ですが、充実感はしっかり味わうことができました。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2011-05-07 14:27:51)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 72件
作品の平均点 6.03点
作品の点数分布
011.39%
100.00%
222.78%
334.17%
468.33%
51115.28%
62027.78%
71419.44%
81115.28%
945.56%
1000.00%
作品の標準偏差 1.76
このレビューの偏差値 59.56
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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