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ガメラ対深海怪獣ジグラ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ガメラ対深海怪獣ジグラ
製作国
上映時間88分
ジャンルSF,シリーズもの,特撮もの,モンスター映画
レビュー情報
《ネタバレ》 日本の環境問題の歴史を語る際には、67年の公害対策基本法、70年の公害国会、71年の環境庁(現:環境省)設置、そして同じく71年の『ゴジラ対ヘドラ』と『ガメラ対深海怪獣ジグラ』、こういった点が重要なポイントとして挙げられます。ECO検定でもよく出題されるので、しっかり理解しておきましょう。さて本作、子供の頃には、ガメラがジグラの背鰭でガメラマーチを演奏するシーンが何とも楽しく、好きな作品だったのですが、その後何故か昭和ガメラの中では本作のみ、なかなか目にする機会がなく、久しぶりに観てみて・・・いやはや、こんなヒドイ作品だったとは(笑)。ジグラ星の宇宙船に囚われとなった親子。ジグラ星人は巨大地震を発生させ、人類に科学力を見せつけるのだけど、むしろ、宇宙船内のセットのショボさに、科学力の無さを感じてしまいます。さらに、ジグラ星人のおねーちゃんを翻弄する子供たち。しかも、その子供たちに向かってジグラ星人が言うセリフが「こらっ、チビッ子、待ちなさい!」なんだから、腰砕け。易々と親子は宇宙船から逃亡してしまう。「あの子供たちは宇宙船の秘密を知り過ぎた。消せ」というスケールの極端に小さい指令を受け、ジグラ星人のおねーちゃんは子供たちをつけ狙うのだけど、子供たちにぬいぐるみをぶつけられただけでひるんでしまう。もう、弱すぎ。いやもっとも、「どうもこのおねーちゃん弱過ぎると思ったら、実はジグラ星人じゃなくて、催眠術によってジグラ星人の手先となっていた地球人だった」ということが後で明らかになり、おお、実はすべて伏線だったのか・・・と感心するはずもなく。他にも、「どう見ても自衛隊の現場責任者」みたいなオジサンに「国連本部」から電話がかかってきて、日本語で元気よく応答、「お待たせしました、こちら防衛軍総司令官」というのにも、脱力してしまう。とにかく、驚くほど緊張感の無い映画です。でもこれも、貴重な貴重な、昭和ガメラの一本には違いなく、大事にしたいもの。って、何の義務感やねん。
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2010-04-22 22:37:03)
その他情報
作品のレビュー数 14件
作品の平均点 3.79点
作品の点数分布
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2214.29%
3321.43%
4535.71%
5428.57%
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700.00%
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作品の標準偏差 1.01
このレビューの偏差値 32.59
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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