Menu
 > 作品
 > ア行
 > ある殺し屋
 > 鱗歌さんのレビュー
ある殺し屋 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ある殺し屋
製作国
上映時間82分
劇場公開日 1967-04-29
ジャンルドラマ,サスペンス,シリーズもの,犯罪もの,ハードボイルド,小説の映画化
レビュー情報
物語の時間進行がバラバラになっているトリッキィな構成。なぜ寿司の折り詰めを「3つ」買うのだろう・・・? 主人公のセリフが切り詰められていることもあって、最初は謎めいたストーリー。これが、映画の進行とともに徐々に明らかになっていくところに、ハードボイルド的シブさと、謎解きのスリルがあります。雷蔵の表の顔は、7・3分けカツラ風髪型の飲み屋のオヤジ、しかし裏の顔は切れ者の殺し屋。いや、切れ者と言うのとはちょっと違うのかもしれない。ヌカリ無く着々と準備を進める有能ぶりとは裏腹に、どこか生死を超越したような、雷蔵の虚無的な表情(←いつもどおり、という話もある)。その姿はまるで死神のようでもあります。ラストの後ろ姿が実に印象的。その後の成田三樹夫のセリフは、直前の雷蔵のセリフをそのまま頂いたもので、映画のオチとしてはピシッとキマったシーン、のハズだけど・・・「おいおい、シタリ顔でそのまんまヒトのセリフをパクりやがって。オマエは寅さんか!」と、つい突っ込んでしまいました。
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2006-08-15 13:10:42)(笑:1票)
その他情報
作品のレビュー数 16件
作品の平均点 7.25点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6318.75%
7956.25%
816.25%
9318.75%
1000.00%
作品の標準偏差 0.97
このレビューの偏差値 47.33
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
ある殺し屋のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS