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雪之丞変化(1963) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 雪之丞変化(1963)
製作国
上映時間113分
劇場公開日 1963-01-13
ジャンル時代劇,リメイク,小説の映画化
レビュー情報
こういうコトも本当は「言わない約束」なんでしょうけど、例によって例のごとく“実験的過ぎるとかえって「前衛」にはなりえない”という感じ。ああ、はいはい、市川監督一生懸命ヤッテますね、とむしろ納得しちゃう自分がいる。どっちかというと「皆で一生懸命、長谷川一夫オジサンをヨイショしている光景」自体が、最もアヴァンギャルドを感じちゃったりして、ちょっと気が重くなる(笑)。しかしラストの鴈治郎との対決は結構盛り上がりますね。雪之丞の影は、コッポラの『ドラキュラ』あるいはカゲマンにおけるシャドーマンのように、実像と乖離し、雪之丞の恨みを代弁する、その不気味さ。一方の鴈治郎の影は、実像に背後からにじり寄り、彼が壁に追いつめられたことを強調する、その不気味さ。なかなかゾクリとするものがありました。
鱗歌さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2010-05-24 23:14:31)
その他情報
作品のレビュー数 13件
作品の平均点 6.15点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.35
このレビューの偏差値 49.16
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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