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寒い国から帰ったスパイ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 寒い国から帰ったスパイ
製作国
上映時間112分
劇場公開日 1965-05-26
ジャンルドラマ,サスペンス,モノクロ映画,小説の映画化,スパイもの
レビュー情報
ル・カレの代表作である原作、むかし読み始めた時にはサッパリ気が乗らなくって、もうちょっと読んでダメならやめちまおう、と思ってたら、ハイ、さすがは評判の作品、ドはまりにはまってしまいました、面白いのなんの。通常のミステリなら「犯人は誰だろう」とか「どんなトリックなんだろう」という謎が眼目なんでしょうが、本作の場合、真相云々以前に「はたして、自分は、捨て駒なのか?」っていう切実極まりない謎が背景にあって、これが絶大な緊迫感を作品に与えています。
映画化作である本作でも、このあたりがうまく演出できていたら、さらに盛り上がったんでしょうが・・・。
なにせシブいスパイ映画。ハードボイルドな描写が、これはこれで原作の魅力を伝えるとともに、うまく端折ったことによる「冷たい感じ」がかえってよく出てもおります。
それにしても、小説が「帰ってきた」で、映画が「帰った」、ややこしくて言い間違えちゃうんです。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-06-19 09:23:07)
その他情報
作品のレビュー数 14件
作品の平均点 6.50点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.12
このレビューの偏差値 54.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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