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ゴールデン・ボーイ(1939) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ゴールデン・ボーイ(1939)
製作国
上映時間99分
ジャンルドラマ,モノクロ映画,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
これはホールデンの主演で事実上のデビュー作とされているらしい作品。
時に面影は見えるものの50年代の最盛期の見慣れた中年の彼とはイメージが違い、ちぢれ毛の初々しいホールデンが可愛くて別人のように見える。
自分の進む道を試行錯誤する青年と父との愛情ものだが、精神的豊かさが物質的豊かさに勝るということをバイオリンとボクシングで象徴してるような感じ。
この一家には母親がいないがピアノを弾く姉とその夫が同居している。姉弟の演奏を幸せそうに聞く父という団欒が貧しくても精神的豊かさのある家庭をうかがわせる。
もう一つはこの一家がイタリア系ということで。ボクシングの興行で儲け話に乗ろうと1人のイタリア系マフィアがジョーに近づく。同じイタリア系移民で地道に暮らす一家とマフィアという対比。ここからも金銭より貧しくとも正しい生き方をという、理想主義的なメッセージが見えるような気もする。
リー・J・コップの父親がひたすら息子を心配する親心がいじらしい。



キリコさん 7点(2004-10-04 18:37:17)
その他情報
作品のレビュー数 2件
作品の平均点 6.00点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.00
このレビューの偏差値 60.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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