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男はつらいよ 寅次郎純情詩集 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 男はつらいよ 寅次郎純情詩集
製作国
上映時間103分
劇場公開日 1976-12-25
ジャンルドラマ,コメディ,シリーズもの,TVの映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 そもそもマドンナが最後に死んでしまうという設定が気に入らないのだが、マドンナも年齢的にちょっと違和感あり。寅さんにしても「花屋で所帯を」と思っていたらしいが、今回は恋愛というよりは情けの念の方が強かったのではないだろうか?まあでも今回のさくらの兄想い振りはシリーズ屈指ではないだろうか?さくらの演技が作品の水準を保っている感じ。
<追記>13年ぶりに再見。台詞上では「人はなぜ死ぬのか?」がテーマなわけだが、寅さんは「深く考えないほうがいいですよ、それ以上は」と回答する。これは名回答である。よって作品としては「人はどう死んでいくのか?」がテーマになっているとも言える。マドンナは『不如帰』の舞台で暗示されているように不幸な境遇ではあったが、死ぬ間際の1ヶ月間は寅さんと楽しく過ごせて幸せだったのかもしれない。ただし、それで人生の清算が出来たと言えるのか否か。今やメイン出演者の半数以上は死んでしまったが(現実には渥美清はこの20年後に死んで、京マチ子は令和まで生きる)、自分もいつかは死ぬ時が必ず来る。死ぬ間際の1ヶ月間をどのように過ごし、どのように死んでいくのだろうか?といった事を考えさせられる作品ではある。
東京50km圏道路地図さん [DVD(邦画)] 6点(2007-01-02 04:41:56)
その他情報
作品のレビュー数 26件
作品の平均点 6.08点
作品の点数分布
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113.85%
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5726.92%
6830.77%
7623.08%
8415.38%
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作品の標準偏差 1.44
このレビューの偏差値 49.63
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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