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“アイデンティティー” のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 “アイデンティティー”
製作国
上映時間90分
劇場公開日 2003-10-25
ジャンルホラー,サスペンス,ミステリー
レビュー情報
《ネタバレ》 「ジョン・キューザック×レイ・リオッタのサスペンスですか、下まつげ男の共演ですね」などとふざけた感覚で全く予備知識なく鑑賞したので、凄く面白かったし見事にだまされました。未見の方は是非とも予備知識無しで観て欲しいので、この先のネタばれは読まないように……。
謎だらけの10人の中で次から次へと疑問だらけの残殺が起きるので、再審理の場面とどう関わって行くのか謎解きしてる暇もありませんでした。多重人格発覚後、人格「エド」は、自分の存在の不確かさに気付いているにもかかわらず、人格「バリス」の儚い夢を大切にしてあげるあたり、ちょっと泣かせます。よくある多重人格オチの、善の面をもった「A」と悪の面をもった「B」みたいな単純さじゃないし、「エド」「バリス」「ラリー」「ジニー」あたりには感情移入出来るほどの人間味があります。最後のどんでん返しは、エェェー!とアチャー!が入り交じった感覚でしたけど(笑)。
実際の多重人格治療で、人格の殺し合いなんかさせたら別のトラウマ抱えそうで恐ろしいですけど、人格統合って分裂した人格を消滅させるわけだから、患者の頭の中では「エド」や「バリス」のような悲しい死を受け止めなきゃいけないんでしょうねぇ。治療とはいえ残酷な気もします。
たまねぎ君さん [DVD(字幕)] 8点(2005-05-27 16:57:40)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 292件
作品の平均点 7.11点
作品の点数分布
000.00%
120.68%
231.03%
372.40%
462.05%
5186.16%
64415.07%
78127.74%
88629.45%
93612.33%
1093.08%
作品の標準偏差 1.59
このレビューの偏差値 53.53
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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