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市民ケーン のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 市民ケーン
製作国
上映時間119分
劇場公開日 1966-06-04
ジャンルドラマ,モノクロ映画,ミステリー
レビュー情報
《ネタバレ》 初めて観た時は「何がそんなに凄いねん!?」と関西人でもないのに関西弁で叫んでしまいましたが、何年か振りに見直してみると確かに凄いんです。冒頭の一面雪景色かと思ったら突如カメラがズームバックしてスノードームへと移り変わるオープニングから、全編に亘って繰り広げられる徹底したパンフォーカス撮影、少々やり過ぎなんじゃないかとさえ思える影を多用した照明配置と、このワンシーンを撮るだけでも相当時間掛かってるんだろうな~というスタッフの影の苦労が窺えます。ただ正直言って個人的にストーリー自体は面白くも何ともない…とまでは言いませんが、『アビエイター』のハワード・ヒューズ氏同様、アメリカの富豪のやることには付いていけません(一応こっちはフィクションですが)。この映画の実質上の主人公である記者トンプソンの「私にはケーンが哀れに感じる」という言葉には同感です。結局ケーンは数多くの大事なものを失い、その中でも"薔薇のつぼみ"は取り分け大きくて重要だったということでしょう。とりあえず富と名声さえ手に入れれば人生の"勝ち組"(この言葉大嫌い!)とかになれると思っている人々に是非観て頂きたいですな(笑)。
かんたーたさん [ビデオ(字幕)] 8点(2003-08-28 17:51:24)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 200件
作品の平均点 7.01点
作品の点数分布
000.00%
121.00%
221.00%
352.50%
4147.00%
52613.00%
62613.00%
74120.50%
82814.00%
93216.00%
102412.00%
作品の標準偏差 2.04
このレビューの偏差値 52.39
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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