Menu
 > 作品
 > ラ行
 > ラヴィ・ド・ボエーム
 > かんたーたさんのレビュー
ラヴィ・ド・ボエーム のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ラヴィ・ド・ボエーム
製作国フィンランド
上映時間100分
ジャンルドラマ,モノクロ映画,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
アンリ・ミュルジェールの原作「ボヘミアン生活の情景」を、フィンランドの名匠アキ・カウリスマキが映画化。何やらプッチニーニのオペラ「ラ・ボエーム」は原作を台無しにしてしまっているとかで大激怒したそうな・・・。時代設定がよく分からない19世紀のパリを舞台に、ボヘミアンな生活を送る3人の若者の物語。いきなりあのマッティ・ペロンパーらが音楽や芸術について真剣に議論し始めるのには笑ってしまうが、物語自体はけっこう本気。お金がないから生活を切り詰めて仕事を探したりと、貧乏な芸術家たちの放つ哀愁のオーラが画面一杯に広がってきます。しかしそこはカウリスマキの映画だからユーモアも忘れない、例のごとく登場人物が留置所に入れられたりする展開はもはやお約束事。劇中にチョイ役として出てくる役者さんたちもやたらと豪華で、主人公ロドルフォのパトロンにはトリュフォー映画の常連ジャン=ピエール・レオ(「コントラクト・キラー」にも出ていました)、鬼才監督のサミュエル・フラー、そして今は亡きフランス映画界の大御所ルイ・マル。う~む、一体どこに出ていたのでしょうか・・・(汗)。エンドロールに流れる「雪の降る町を」のメロディも、いつまでもいつまでも耳に残ります。
かんたーたさん 8点(2004-05-25 18:06:01)
その他情報
作品のレビュー数 8件
作品の平均点 7.25点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6225.00%
7450.00%
8112.50%
900.00%
10112.50%
作品の標準偏差 1.20
このレビューの偏差値 55.22
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
ラヴィ・ド・ボエームのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS