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《ネタバレ》 『ソウルの春』『アシュラ』のチョン・ウソン主演。『鋼鉄の雨』(韓国公開2017年)は2018年にNetflixで配給されている。彼は私のお気に入りの俳優の一人なので出演している映画は観たくなる。
北朝鮮での軍事クーデター、総書記への銃撃、重体、韓国への逃亡、核戦争危機。その背景の現実味は薄いが、それがどのように起こり、どのように終結するか、ウェブ漫画原作の「何でもあり」故に、想像を超えて、そのトンデモ展開を結構楽しめた。本作は、監督・脚本のヤン・ウソクが原作漫画の著者で、殆んど彼の作品といってもいいのかも。(次の『鋼鉄の雨2』も同じく) チョン・ウソンは北朝鮮の元工作員で、イーサン・ハントばりの高い戦闘能力と状況判断力で、超人的な活躍をする。エージェントとしての精悍な出で立ちと振る舞いには全く違和感がなく、ひたすら格好良い。韓国側の行政官でバディとなるクァク・ドウォンも今回は珍しい正義漢の役柄を巧く演じている。 国家規模の展開ながら、政治的というより、善悪のハッキリとしたエンターテイメントに徹したサスペンス・アクション映画といえる。今や韓国の良心とも言うべきチョン・ウソンをじっくりと堪能できる良作。それに尽きるかな。 【onomichi】さん [インターネット(字幕)] 8点(2025-06-08 21:14:06)
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