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大列車作戦 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 大列車作戦
製作国米,仏,伊
上映時間133分
劇場公開日 1964-12-17
ジャンルアクション,ドラマ,戦争もの,モノクロ映画,実話もの
レビュー情報
《ネタバレ》 この映画を正義感に燃えた人達の成功したレジスタンスと受け取るひともいるかもしれませんが、最初に疑問を抱いたのに学芸員(ジャンヌ・モロー)の熱意に負けて美術品の争奪にそれと無縁な現業職員の人命を賭けさせることの空しさを描いたものとの考えかたもできます。機関士は美術品など知りはしないけれど、これを「フランスの栄光、フランスの宝」とお題目を唱えながらサボタージュを実行し、確かに列車はパリ郊外に出ることもなくて済み、参加者は射殺されてしまいます。その死体の山を前にしてドイツ軍の指揮官は「自分はこの美術品が好きだし、価値を理解している。芸術はそれを理解できる人間のものなのだ。」と言うときに、サボタージュを指令した人間は彼を射殺することしかできなかったのです。戦争もレジスタンスも必要悪かも知れないけれども、事情を知らず、またはそれを教えずに人命を賭けさせることに対する疑問を持たせる映画だと思います。
たいほうさん 8点(2003-08-04 01:19:32)
その他情報
作品のレビュー数 12件
作品の平均点 7.58点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.11
このレビューの偏差値 53.35
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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